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2012年7月 9日 (月)

フェデラー対マレー

Federer_top


すばらしい試合でしたね。
ウィンブルドンの決勝に相応しいナイス・ゲーム。

「6回も優勝しているのだから
1回くらい地元のマレーに勝たせてくれ・・」

こういう「判官贔屓」(ほうがんびいき)のテニスファンも
きっといたのでしょうか。

「途中で雨が降らなかったら・・・。」
そんなマレーのファンも多かったかもしれません。

立ち上がりから好調なマレーが第1セットを取って
イギリス全体が盛り上がったのでしょうね。

でもさすがのフェデラーです。
1セット取り返して1対1となった第3セット。
雨で中断で屋根も閉まってしまった・・・。
戦前から言われていましたね。
「今大会インドアのフェデラーは強い」と。

そんな流れの中、第3セット第6ゲーム2-3で迎えたマレーの
サービスゲーム。
マレーが40-0となりながら、なんとブレイクされてしまいました。
解説の土橋さんが言っていたように、あれがポイントだったのでしょうね。


試合後のマレーのインタビューに、
全世界のテニスファンが涙したでしょう。

でもグランドスラムの試合の表彰式を見るたびに感じますが、
あのインタビューは、実に残酷だと思いませんか?
負けた直後の選手に対して、会場と全世界に向けて
スピーチさせるのですから。
日本のスポーツではありえないでしょうね。

逆転負けした試合の直後なんか、
「バカヤロー」と叫んで「ラケット叩きつけてへし折りたいくらい」
の状況ですから・・・。
(こういうマナーの悪いテニスファンは、いないかもしれませんが、
多分気持ちは分かっていただけると思います・・・)

せめて、早くロッカールームに帰って、
ロッカー蹴飛ばして大声でも出した時ですよね。
(すいません。よい子のみんなはやめましょう!)


マレーのスピーチ始まるまでの長い「間」が
すべてを物語っていたように思いましたね。

「やはり計り知れない重圧があったのだ」と・・・。


「ウィンブルドン現象」という言葉は、これでまだまだ使われることに
なってしまいましたね。

でもこれは「他山の石」と思いませんか?

日本の「大相撲」で、日本人が相撲の聖地、両国国技館で
外国人の力士にまったく勝てなくなる・・・「国技館現象」

日本の「囲碁」で、日本人が囲碁の聖地、日本棋院で
外国人の名人や本因坊にまったく勝てなくなる・・・「日本棋院現象」


いつかそうならないように思うのは、私だけでしょうか。
かつてのお家芸だった「柔道」はもはや・・・・。「講道館現象」!?

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