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2012年6月21日 (木)

法人会の研修講師

もう13年も毎年続けてやっている研修講師があります。
地元中野には法人会があり、その簿記講師をずっとやっているのですね。
13年前というと私がまだまだ税理士として駆け出しの頃からです。

研修講師であれなんであれ、お呼びがかかったら何でも必死で
やっていた頃でした。

簿記研修というと、どうしてもあの「借方貸方」の
つまらない授業になりがちです。
事実、講師を受けた当時の研修内容は、いわゆる「日商簿記検定」の
対策講座でした。
ひとおり基本を教えた後、簿記検定の試験に出そうな問題を
たくさんとかせるという、ある意味では講師としては
楽な仕事ではなかったと思います。

そんな仕事を受けてて3年目に、法人会の担当者に進言して
簿記の研修内容を一変させました。

「こんな講習やっていても意味がない!」

思えば「若気の至り?」というか、ずいぶん生意気なことを
言ったものですね。
でも正直意味がないと思っていたのですね。

簿記検定試験を受けたことがある人なら分かりますが、
簿記の基礎的な知識を学ぶなら大切かもしれませんが、
日常の実務簿記としてはかなり関係ないことまで
学ばなければならないのですね。

それで言ってしまった以上、必死になって「オリジナル・テキスト」を
作り変えました。
自分でゼロから作ったものですから、かなり苦労しました。
簿記の本を買い込んできたりしてあれこれ悩んで・・・。

ようやくできたのが80ページにもなる大作、「すぐ役立つ実務簿記」。
実務上の基礎的な最低限の簿記の勉強から、
パソコン会計の導入のところまでも教えました。

10年前は、まだまだパソコン会計が普及していなかったのですが、
そのころから導入を向けてのテクニックまで。

手前味噌ながら結構好評だったようです。
おかげさまで、その後必ず講師としてお呼びがかかるようになったのですね。

そうこうして4年前のリーマン・ショック。またテキストを作り替えました。
「もっと経営に役立つ会計にしよう」
そんな意味合いからさらに工夫してみました。

あのころから必死になって読んだ本が、今HPでアップされている
「経営に役立つ本」シリーズなのですね。こちら

最初に取り上げた、スズキ自動車の会計学「会計は2つのポケットだ」の話は
必ずやることにしています。こちら


なかなか思い入れのある講習会です。
昨日ようやく今年度が終了して、いまホッとしているところです・・・。


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