走ることについて語るときに僕のかたること その4
村上さんのランナーとしての能力に感動しました。
走り出してから1年後。1983年、34歳の時にギリシャへまで行って
初めてフルマラソンを走ることになります。
雑誌の特集か何かだったらしいですが、
申し訳ないですが、当時日本ではまったく話題にもなりませんでしたね。
今で言えば、間寛平さんがアースマラソンを走るようなものだと
思うのですが、今から30年も前の時は、そんなものなのでしょう。
タイムは3時間51分。
すばらしいタイムです。
初マラソンで、いきなり「サブ・フォー」
でも残念ながら、当時それがどれだけ評価されたか分かりませんね・・・。
その後本格的なフルマラソンがあの有名な「ホノルル・マラソン」
その後10数年、フルマラソンにあいついで参戦されます。
「フルマラソンを3時間半の目安に走ってきた・・・」
これは正直驚きです。
私のような「亀ランナー」では想像つかない速いペースです。
つまり1キロ5分ペース。
これは市民ランナーとしては、「上級クラス」のレベルですね。
「今回はちょっと失敗したなと思っても3時間40分・・・」
これは参りました・・・。
ただ残念ながら、村上さん曰く、
「ランナーとしてのピークは40代後半にやってきた・・・」
年齢的なせいか、4時間を切れなくなってきたそうです。
個人的にはそれでも十分だと思うのですが、
本人としては不満なのでしょう。
この本に記載されていますが、「ランナーズ・ブルー」(この記述私は
理解できなかったのですが、エリートランナーが陥るスランプ?)
となった村上さんは、フル・マラソンからしばらく遠ざかります。
それで超長距離のマラソン・・なんと100キロマラソン!
ランナーの間では有名な「サロマ湖100キロマラソン」
にも挑戦されます。
それを11時間42分16秒という驚異的なタイムで完走するのですね。
これは驚きの数字です。
この完走記も感動モノです。
そのあとトライアルロンも始めてしまうのですね。
この本をきっかけに、サロマ湖100キロやトライアスロンを始めようと
する人も多いのではないでしょうか・・・。
村上さんを目指して・・・。
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