« 中野が変わる!(中野再開発計画)その6 | トップページ | 山中湖ロード・レース »

2012年5月25日 (金)

ルーズベルト・ゲーム(池井戸潤)

中野開発物語で多少熱くなってきたので
サラッと書評。

Ikeido


私の大好きな池井戸作品。
今回も裏切らなかったですね。これは掛け値なく面白い本です。


野球で「ルーズベルト・ゲーム」というのは
「8対7」のスコアのゲームだということを初めてこの本で知りました。
野球で見ていて一番面白いスコアなのだそうです。

打撃戦というか、見方を変えれば、
ピッチャーが打ちこまれた乱打戦、ぼろぼろの野球ですね。

個人的には「2対1」くらいの方が「しまった試合」で
面白いのではないかとは思うのですけど・・・。


池井戸作品には必ず「非業」銀行が登場します。
中小企業をここまでいじめるか!
というくらいの極悪非道の・・・。

この作品にはそういう悪の銀行員があまり出てこないのが、
池井戸ファンとしては物足りない?くらいなのですが、
この本は今の世相を反映したようなリストラなど、
企業経営そのものが描かれています。

「経営者はこんなに孤独なのか・・・」

しみじみ思います。
でも「下町ロケット」の時もそうでしたが、
今の中小企業には「死語」になりつつある社員の「愛社精神」も
出てくるのですね。

何と言っても、池井戸作品特有のスリリングの展開は
たまらないですね。
野球の試合でも

「題名の通り、きっと8対7で勝つのだろうな・・・」

そう思いながら読んでいても十分楽しめます。
池井戸さんらしい「オチ」もちゃんと用意してある・・・。

「会社って何だろう」

とたまには真面目に思いたい方にはオススメの書です・・・。

« 中野が変わる!(中野再開発計画)その6 | トップページ | 山中湖ロード・レース »

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ルーズベルト・ゲーム(池井戸潤):

« 中野が変わる!(中野再開発計画)その6 | トップページ | 山中湖ロード・レース »

フォト
2022年5月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31