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2012年4月18日 (水)

私、社長ではなくなりました。(安田佳生著) その8

ワイキューブ・ネタはまだまだ続きます。
この企業がなぜ破たんしたかを知ることは
本当に重要だと思うからです。

現在の中小企業でありがちな「失敗の法則」をこの会社は見事に
演じてくれたのです。
これは、あなたの会社でなくて本当に良かったですね。
「自分は経営者失格だった・・・」
と最後に吐露していますから。


ワイキューブが昨年3月に破たんして、一部マスコミにも
かなり叩かれたようです。

「リーマン・ショックの影響をもろに受けて・・・」とか
「華美な自社ビルを演出するなど過剰な設備投資が災いして・・・・」

と報じられているようです。
でもこの本を読むと本当は違うのではないかと、
会計の専門家として思います。


リーマン・ショックが訪れたのは2008年(平成20年)の秋です。
2008年9月15日にリーマン・ブラザーズが破たんしたことによって
世界的な金融危機へと連鎖したのでしたね。

前回アップしたように、2007年(平成19年)に財務担当副社長が
辞めてしまいます。
その途端に10億円もの粉飾が露呈します。
その当時売上は30億ほどです。
売上のうち3分の1が粉飾の利益というのは
まさに「トンデモナイ」お話です。


会社を破たんした社長からよく聞く言い訳。

「会計の事はまったく分からない。経理に任せていたから」
「専門家(会計士や税理士のこと)に任せていたから」

これは本当によく聞きますね。
でも実際は社長の指示によることがほとんどなのですね。
こんな巨額の粉飾は担当者レベルでできる訳ないのです。
事実粉飾決算書で40億円もの融資を引き出していた。

今叩かれているAIJの浅川社長と同じですね。
銀行だまして調達していたようなものです。
粉飾しているような会社はつぶれて当然なのです。
10億円ものカネがないのに
あることにして決算していた・・・。
資金破綻するのは当然なのです。
多分財務担当副社長はどうにもならなくなって
逃げたのでしょう。
つまりリーマン・ショック以前にこの会社は
すでに破たん状態だったはずです。

この本にも事実
「3年前に民事再生に踏み切っていれば・・・」
と書いてあることからも分かります。


ですから、安田社長は「海より深く」反省してほしいのです・・・。


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