あれから一年
長かったのか早かったのか何だか分からない一年でしたね。
あの一年前の2時46分。
中野にある事務所は揺れに揺れました。幸いにして何もなかったのですが
あの衝撃は忘れられませんね。
あの時は、確定申告期日直前で、
「パソコンが壊れてデータがなくなったらどうしよう!」
そんなことが頭に浮かんだのですね。
そかし、それは一瞬のお話で、その後の「長い長い一日」は
本当に忘れられません。
職員を車で送り届けたあと、深夜に車の中で見たあの衝撃の映像。
自分の人生観が変わるような出来事でしたね。
ここ数日、「3.11を風化してはなりません」とマスコミが
報道していますね。
でも私に関して言えば、そんなことは当たり前で、
忘れたくても一生忘れられない出来事でしょう。
テレビや新聞を読みながら、
「生きることの意味」
をまたあらためて感じさせられました・・・。
休日に名古屋ウィメンズ・マラソンも見ずに、真面目に仕事をしていると
あるテレビ局の制作スタッフからの電話。
「○○テレビで明朝放送するのですが取材させてください」
ここで「またか!」とは思いましたが、一応ていねいに対応していると
要するに
「被災者が東京電力からもらう賠償金の税務的な取り扱い」を
聞きたかったようなのです。
ただ正直まったく要領を得なかったのですね。
つまり、スタッフの方の税金の知識があまりにも乏しいので
話がかみ合わないのです。
思わず、
「そんなことは、この時期に自分で確定申告している自営業者なら
誰でも知っていることですよ」
といって、国税庁のHPの箇所まで教えて電話を切ってしまいました。
最近この手の電話多いのですね。
テレビの取材だと称して「無料の税務相談」みたいなものです。
きっとネットで安易に「大震災 税理士 ブログ」みたいに検索して
手当たり次第に電話しているのでしょうか。
(検索やってみると本当にすぐヒットします)
安易な報道姿勢にあきれてしまいました。
しかも、ここ連日大震災の報道で「ネタ切れ」にでもなったのでしょうか。
明日報道されるネタを、慌てて前日作り上げているテレビ制作の現場も
垣間見てしまったような・・・。
「3.11を風化させてはいけない」
本当にマスコミとしての姿勢も今後問われてくるのでしょうね。
合掌。
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