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2012年3月28日 (水)

あんぽん 孫正義伝 その5

ソフトバンクについてまだまだ言いたいことはたくさんあります。
こうやって、経営者本を取り上げる理由をまた書きたいと思います。

どんな大企業でも最初は中小企業なのです。
それどころか、最初はマンションの一室からスタートしたところも多いし、
あのソニーやホンダも小さな町工場から発展しています。

今や日本を代表する企業となったソフトバンクがどうやって発展したのか
やはり知りたかったのですね。

今まで書いてきて、孫正義氏が若干16歳で渡米して何かをつかんで
日本に帰ってきたのです。
でもそうはいっても「無」からスタートしているのは間違いないのですね。
多くの中小企業の経営者にこれは言いたいことなのです。

「あのソフトバンクだって何もないところからスタートした」と。

ただどんなきかっけでチャンスを掴んだか?
そういうところが、こういう経営者本から私は知りたいのですね。


この本で知りえたのは、「人との出会い」でした。
孫正義氏が猛勉強の末、カルフォルニア大学バークレー校経済学部三年に
編入したとき、後にシャープの副社長になった佐々木正氏にあうのです。
この出会いこそが彼が渡米した最大の収穫だったのでしょう。


当時、「シリコンバレーのチップに革命を見た」孫正義氏は
シリコンバレーを回っていました。
その時にシャープの技術者であった佐々木氏に出会うのですね。

その後、孫正義氏が開発した「自動翻訳機」をその縁でシャープに
売り込みに行きます。そのわずか一年後です。
その行動力に驚きますが、その佐々木氏も孫氏に
かなり惚れ込んでいたことも分かります。
なんと2000万円も出して彼の技術を買ったのです。
その後、この本によるとかなり孫氏を支えたようです。
個人的に一億円の連帯保証にもなったと・・・。

結局孫氏は1981年に佐々木氏の進言を受け入れ、ソフトバンクの前進の
「日本ソフトバンク」を立ち上げたのです。
やはり、この方のおかげで今のソフトバンクがあるのですね。

もう一つのきかっけは、今話題の「野村証券」の力なのです。
ここは読んでいて、個人的に面白かったところです。

最近「オリンパス」や「AIJ」などの問題で野村証券が叩かれ
OBとしては腹立たしく思っていますが、
私が在籍していた1980年代は野村証券が一番輝いていたころだったのです・・・。

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