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2011年12月13日 (火)

ダイレクト納付

12月も押し迫ってきて何かと忙しいですね。
会計事務所としては、そろそろ年末調整の準備に追われます。

ところで、毎月給料の支払いのある会社ですと、源泉所得税の納付が
ありますね。
ご存知ですか?
給料の支払いのあった翌月10日までに納付しなければならないのですね。
経理担当者としては実に面倒な手続きです。
会計事務所側としてはそれをフォローして差し上げるのも
大事な仕事なのですね。
でも月末に支払いのある会社ですと、それからデータをいただいて
本当に10日もないので結構あわただしいのです。

しかも実際に今月そうだったのですが、
先月30日に支払いがあった会社にとっては、
12月10日まで(実際は土曜日なので期限は12日)
わずか7日間の稼働日に処理しなければならなかったのですね。

実務的にはその7日間で給与の源泉税の確認をしたうえで
納付書を作成してお客様にお渡ししなければならないのですね。
手渡しできればよいのですが、郵送ですとさらに2日間くらい余裕を
みておかなければならない。
その納付書わざわざ銀行などにもっていって納付しなければならない。
実にこのご時世に「前近代的な」手続きだと思いませんか。


そこで、これを改善するためにお客様によくご説明したうえで、
「ダイレクト納付」の手続きをあらかじめしておいたのです。

ところで、この
「ダイレクト納付」ってご存知ですか。
簡単に言えば「納税の自動振替」の手続きですね。
税金の納付というのは、不思議なことに「振り込み」というのが
ないのですね。
ネットバンク全盛の今や、この「振込ができない」というのは
とんでもないことだと前から思っていました。
ネットバンクしか使わない若い経営者などから、
文句言われることもよくあります。
各銀行の本店に国税庁の口座を作っておけば簡単だと思いますが
できないのでしょうかね。

それにしても、この「ダイレクト納付」は実に簡単です。
納付書を会計事務所側で作成して、電子申告してしまいます。
さらに、肝心なのはそのまま電子納税も即できてしまうのでね。
お客様にとってはわざわざ銀行に行かなくて済むのですね。
これは本当にお勧めですね・・・。


なんだか今日は「税務署の回し者」のようでしたね・・・・。

年末調整はお早めに。

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