行政の無駄と電子申告
今週は税務署をヨイショしたり、業界を告発したり
もう上げたり下げたり忙しいですね。
電子申告が進めば進むほど行政の無駄が省けると確かに思うのです。
住基ネットのことは先日触れましたが
昔「国民総背番号制」という議論がありましたね。
「人間に背番号を振るのか!」
と人権擁護団体から猛反発を受けていた・・・・。
なんとなく分かりますよね。
「コンピュータ化がいくら進んでも、人間自体までも
すべてコンピュータ処理されてしまうのはイヤだ!」と。
実は国税に関しても電子申告の開始届を出すと、個人でも法人でも
16ケタの「利用者識別番号」
がふられているのです。
利用者識別番号なんて「背番号と一緒だ!」
と反対する人ももはやいなくなりましたね。
背番号ではないですが、今まで税務署でも
「納税者番号」
というのがふられていたのをご存知ですか?
税務署単位ですから、個人でも法人でも、事務所の移転の際、
別の税務署でまた別の「納税者番号」がふられるのですね。
税歴という過去の税務DATAも引っ越しになるそうですね。
何となく想像できますが、我々が行う引越し以上に、
かなり行政的には手間がかかっていた思いませんか?
これを「利用者識別番号」で国税庁のホストコンピュータで
一元管理されたら、かなりコスト削減になってくるはずですね。
同様に地方税に関してもeLTAXで一元管理されたら・・・。
市区長村に関しては莫大な人件費が浮くのでしょうね。
それこそ将来総務省が直接「住民税受付センター」を作ったら・・・。
行政の批判してばかりいないで我々も考えなければいけないのでしょうね。
そのうち「年末調整受付センター」を国が作るかもしれませんね。
もし、作らないのなら「TPP」でもなんで海外から
そんなサービスがいずれ輸入されてしまいますよ!
これ私も考えているのですが、民間でもすぐできるはずなのですね。
「給与データをお送りただくだけであとは全部こちらでやります。」
「料金は格安・・・です!」
20年も30年も変わらなかった仕組みなんて、
変わるろうという気があれば
数年で激変するかもしれないのですね・・・。
「昔12月に年末調整というのがあって、
我々業界はクリスマスもないくらい忙しかったな・・・」
そんなことを思うときがいつかくるのでしょうか。
この年末調整という忙しいときに
こんなことを真面目に考えている税理士は私くらいかもしれませんが・・・。
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