« おいしいから売れるのではない 売れているのがおいしい料理だ その7 | トップページ | おいしいから売れるのではない 売れているのがおいしい料理だ その9 »

2011年10月20日 (木)

おいしいから売れるのではない 売れているのがおいしい料理だ その8

原価40%の行列ラーメン


サイゼリヤに始まって、だんだんラーメンネタになってきましたね。
書きながら思っているのですが、サイゼリヤの経費配分ルールにより

「原価率を最大にしたラーメン屋が成功するかどうか?」

ということを考えているのですね。
すべての飲食店にこのルールは当てはまると思うのです。

Photo_50

写真は、ラーメン業界で有名な「ジローラーメン」
実はラーメン業界の本を、今読み漁っているのですね。
ジローラーメンのように原価を最大限にして、
安くてうまいラーメンを毎日限定提供したら
必ず「行列ラーメン」として成功するのでしょうか?


サイゼリヤのルールに合致するには、やはり
「不動産関連経費をいかに粗利の20%以内に収めるか」、
これが最重要ということになるのでしょう。
東京都内の駅前では家賃の安いところはありませんから。

でもサイゼリヤの出店動向を見てみると、決して駅前の
一等地ばかりではないようですね。
一階にこだわらず、地下であったり階上であることも少なくないようです。
やはり家賃などをいかに抑えて出店するか強烈な企業努力しています。


ではまた検証してみましょうか。
投資資金を1000万円用意した方が、家賃30万の物件を借りて
出店することを検討していたとします。
これをサイゼイリヤの経費配分ルールにより、ここに出店するには
いくらの予想売上が必要でしょうか。

話を簡単にするため内装投資1000万円、耐用年数10年とすると、
不動産関連経費は、家賃30万、減価償却費10万の合計40万ですね。
これをサイゼリヤ流に逆算すると、

40万÷20%で200万の粗利が必要です。
200万の粗利を確保するには粗利率60%として、月商で333万にもなります。
年商でいうと4000万円ですね。

つまり、投資資金が1000万円あっても、年商で4000万円稼ぐ自信がなければ、
家賃30万円の物件に手を出してはいけないということになります。
これはかなり厳しい数字ではないでしょうか。

500円の激安ラーメンでは年商で4000万円稼ぐのは大変でしょうね。
「ジローラーメン」なら大丈夫かもしれませんが・・・。
家賃と出店コストがいかに大事か分かります。

もう一つ「サイゼイリヤの出店ルール」をご紹介すると
投資金額の倍の年商を稼げる自信がなければ出店しないそうです。
これは実に参考になるルールです。
ちなみに追加設備投資のルールも同じように、投資額の2倍の売上確保が
見込めるかなのだそうです。


誰でも「行列ラーメン」ができるとは、やはり思ってはいけないみたいですね・・。

« おいしいから売れるのではない 売れているのがおいしい料理だ その7 | トップページ | おいしいから売れるのではない 売れているのがおいしい料理だ その9 »

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

« おいしいから売れるのではない 売れているのがおいしい料理だ その7 | トップページ | おいしいから売れるのではない 売れているのがおいしい料理だ その9 »

フォト
2022年5月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31