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2011年9月28日 (水)

下町ロケット その2

「大震災後の不景気で打ちひしがれている中小企業に
希望と勇気を与える本。」

確かにそう思います。
読んでいるとファイトが沸いてきます。


ただ、また私独自の突っ込み。
「大田区の中小企業、町工場」というイメージではないと思うのですね。
売上100億。利益は書いていないのですが、借入金が20億もある
設定ですから、かなりよい「中小企業」です。

利益がどれくらいか推定しましょう。
利益と借入金のバランスはご存知ですか?
よく借入の申込みをする際に銀行から言われることです。

「税引後利益の10倍以内が借入金の上限」

これは銀行の「断り文句」として結構使われますので、
覚えていた方がいいですね。

「儲けから税金を引いた残りの資金で10年あれば借金を完済できる」

これは財務健全化のためにも大事なことなのですね。
20億円も借入できるということは、税引後利益が2億円として
税前利益4億円。
売上100億もあって、利益が4億もあるなら、もう中小企業は立派に卒業ですね。
しかも、独自の技術力もあるし、多分証券会社が「上場公開しましょう!」と
いってくるレベルなのでしょうね。


また、この経営者が実に魅力的ですね。
もともと宇宙飛行士になりたかったという研究者でしたから、
いつ製品化するか、そしていつ収益化するか分からない研究開発費に
多額の資金を費やす・・・。
ここにベンチャー企業としての夢を見るのですね。


この本の一番好きな箇所。
必ずテレビドラマでも映画化されたら出てくる名場面。


「仕事っていうのは、二階建ての家みたいものだと思う。
一階部分は、飯を食うためだ。必要な資金を稼ぎ、生活していくために働く。
だけど、それだけでは窮屈だ。だから、仕事には夢がなきゃならないと思う。
それが二階部分だ。夢だけ追っかけても飯は食えないし、飯だけ食えても
夢がなければつまらない・・・・。」

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