夢をかなえるゼイ 炎の受験生編 その32
夢へのリーチ
税理士試験をクリアするにはあと2科目合格する必要がありました。
麻雀用語で言うと、イーシャンテン。
あと1科目というリーチがかけられるには、まだまだという状態ですね。
でもその頃の自分は、2科目一気に合格して夢への扉をこじ開けようと
していました。
「ヨシ!リーチ一発ツモだ!」
麻雀をやる人なら分かりますね。
リーチをかけるとワクワクドキドキしますね。
リーチは実に楽しいですからね。
2科目勉強することは確かにシンドかったかもしれませんが、
合格の夢を毎日見られることは、それはそれで楽しかったのです。
科目は、「所得税法」と「消費税法」。
前述の通り、所得税は受験生が敬遠する科目です。
でも、ボリュームが多いもののやはり実務では必修の科目ですね。
会計事務所で働きながら勉強している受験生には有利なように思います。
毎日職場に法規集を持ち込んで、常に条文を確認するようにしていました。
例えば、お客さんから「医療費控除」の質問があったら、
条文、通達などから確認した上で、答えるようにしていました。
また消費税も、国税庁監修のQ&Aを、仕事中よく読んでいましたね。
その数年前にT先生のおかげで所得税法という科目自体が
好きになっていましたし、2度目の受験ということもあり、
得意科目にもなっていたのです。
試験直前の7月に、大原簿記学校では「全国統一模試」が行われます。
ここで数千人の中でトップをとりました。(すいません。自慢話です・・・)
これは、その年の税理士試験を自信持って受けることができたのは
もちろんですが、その後税理士となってからも個人確定申告に対して
かなり自信が持てるようになりましたね・・・。
例年のごとく試験の前日まで仕事をして、さあ!いよいよ本試験です。
なでしこジャパンが、ワールドカップ決勝のピッチに立ったときのような
ワクワクどきどき感です。
「絶対に負けないぞ!受かってやる!!」
意気込んで試験会場の早稲田大学に乗り込みました・・・。
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