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2011年7月26日 (火)

カントリーリスク

昔証券会社にいた頃(すいません。20年も前のお話)、
よくこの言葉を使いました。

発展途上国に対するリスクを表す言葉で、よく国債の購入の際に
これを数値化していましたね。

「この国債は金利は高いけど、カントリーリスクもあります」
そんなセールストークだったでしょうか・・・。


先週、「東南アジアに進出しよう!」とアップしたばかりですが、
中国高速鉄道事故のこんな大惨事を目の当たりにすると、
そんな言葉を、ふと思い出しました。

事故車両をすぐ埋めてしまうなんて、日本では考えられないですね。
まだ不明者が多数いるらしいですから。
それでも運転再開を優先した・・・。
遺族の方々にとってはいたたまれないような気持ちでしょうね。
日本で言えば東北大震災でできた瓦礫の山を、
すぐ穴を掘って埋めてしまうような、許されがたいとんでもないこと・・・。


「カントリーリスク」とは、相手国の政策変更や、
政治社会経済環境の変化により、投融資した資金が回収不能に
なることをいいます。

でも中小企業の立場でも、海外進出して失敗するリスクもあるのです。
先週のアジア進出セミナーでも、海外進出に伴って、
現地での生活習慣、思想信条の違いなどからのトラブルも
結構多いと聞きました。

カントリーリスクどころか、ずばり「チャイナ・リスク」という言葉を
最近よく聞きます。
尖閣諸島の問題をここで取り上げたくはないのですが、
中国にはやはり潜在的な「反日感情」は根強くあるのです。

また、中国は現在バブル期が続いているといわれていますが、
2008年の北京オリンピックや2010年の上海万博が一つの
ピークとなるのではと、評論家の中では予想されていました。
しかしまだ不思議とバブルは続いているのですね。
こういうことをきかっけにバブル崩壊にならないよう心から祈ります・・・。

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