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2011年7月27日 (水)

チャイナリスク

今回の中国高速鉄道事故で、先週参加したセミナーで聞いたこの言葉が
すぐ思い浮かびました。

 「没問題」 (Mei Wenti  メイウェンティ) 

意味は「問題ない」です。
英語の「No Problem」と並びが同じだから、何となく想像はつきますよね。
中国に進出した企業で、トラブルになることで、まず最初にこの「没問題」が
あるということをまさに先週聞いたばかりでした。

どうやって使うかは、今回の事件でよく分かりますよね。

「事故車両をすぐ地中に埋めて問題ないのですか?」

  「没問題」(メイウェンティ) 

「事故から38時間で運行を再開して問題ないのですか?」

  「没問題」(メイウェンティ)
 
「経験の少ない新幹線の運転手が多いそうですが問題ないのですか?」

  「没問題」(メイウェンティ) 

もちろん、すべて「問題ない」と訳せばよいのでしょうけど、
背景にある「プライドの高い中華思想」をよく理解しないとダメなのだそうです。
進出した日本企業が現地採用した従業員と、必ずこの言葉でトラブルに
なるのですね。

「現地子会社に問題ないのですか?」

  「没問題」(メイウェンティ) 

そいう聞いていた日本本社が現地に行って監査すると
必ず問題が起きている・・・。
日本人の勤勉さ、真面目さから考えたら
「問題ない」とは、まさに「まったく問題ない」はずですよね。
でも、それを真に受けた日本人が必ずトラブルになるそうです。


これは「没問題カルチャー」がある国民性の問題だと
最初から理解しないといけないらしいです。
プライドの高さから、「できません」とか「分かりません」という言葉が出ない
そうです。

「今は問題ない」とか、「私には問題ない」くらいに訳すべきなのでしょうか。

もし、また新幹線の事故が起きたとしても、
「あの時点では問題はなかったのだ」と、彼らは主張するということなのです・・・。


海外進出の難しさをこの一週間で実感しましたね・・・。

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