« テニスは一日を短くし、一生を長くする | トップページ | ユニクロ帝国の光と影 その12 »

2011年7月 5日 (火)

ユニクロ帝国の光と影 その11

まだまだ続くユニクロ・ネタ
昔、ユニクロが登場した時、
「ユニクロの悪口言って100万円!」
というキャッチ・コピーがあったのをご存知ですか。
ユニクロはいろいろ批判されて成長してきた企業なのですね・・・。
といっても私は悪口をいうつもりもありませんが・・。


以前、前著「成功は一日で捨て去れ」を取り上げたとき、
会社は誰のものか?というくだりで、「会社はお客様のものだ」とする
柳井社長の記述に異論を唱えたことがありました。

それに対して、今回この「ユニクロ帝国の光と影」を読んで、
驚愕した事実がありました。

2010年8月時点での株主構成を見ると
「柳井正 26.7% 長男・一海 4.5% 次男・康治 7.9%
妻・照代 6.7%となり、一家四人で45.8%」
これには驚きました。
株の大半を一族で押えているのです。

上場企業で、これだけオーナー持ち株比率をもつ企業はないのではないでしょうか。
もっと言えば、「これで公開企業」といえるのでしょうか?
「乗っ取り」など企業買収をおそれているでしょうか。

私の持論である「会社は株主ものである」というのは上場企業のことです。
未公開企業は、株主=社長となり、つまり会社=オレですよね。

これでは普通の中小企業と同じですね。
柳井社長が一時、次期後継者とされた玉塚氏へ社長の座をゆずったものの
すぐ更迭して、社長に復帰したことがありました。
それ以降何人も社長候補の方が、名前が上がっただけで、すぐユニクロを去って
いったようです。
会社=オレ ということで普通の中小企業と同じですね。

前著「成功は一日で捨て去れ」では、今後、後継者教育を全社的にやっていくと
書かれていたのですが、実際にはこの子供達を後継者と考えているとも
記述されています。

「一海は地元の小中学校からスイス公文学園高等部に進み、
米ボストン大学、同MBAを取得した後に、ゴールドマン・サックスに入社、
その後ファーストリテイリング傘下のセオリーに入り、ニューヨーク勤務を
経て、現在ユニクロで働いている」

これは完全に帝王学を学んでいるとしか言えないですよね。
次男も横浜市立大学から、三菱商事に現在勤めイギリスに駐在しているそうです。

柳井社長は、世襲をしたいという気持ちはやはりあるのでしょう。
現実的には、万が一相続が発生したら、株の相続権は子供達にありますからね。
この子供達のオーナーとしての立場は保証されているのですから。

ユニクロは、やはり「日本で最大最強の中小企業」ですね・・・。

« テニスは一日を短くし、一生を長くする | トップページ | ユニクロ帝国の光と影 その12 »

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ユニクロ帝国の光と影 その11:

« テニスは一日を短くし、一生を長くする | トップページ | ユニクロ帝国の光と影 その12 »

フォト
2022年5月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31