« ユニクロ帝国の光と影 その9 | トップページ | テニスは一日を短くし、一生を長くする »

2011年7月 1日 (金)

ユニクロ帝国の光と影 その10

100円ショップに始まり、ワンコイン・ランチ、250円居酒屋、現在の
「デフレス・スパイラル」は枚挙に事欠かないですね。
その発信源の一つでもあるユニクロ。

大震災後の底なし不況の中、すべての中小企業が
いまだにこれに苦しめられいています。
でも一方で、ユニクロの990円のジーンズを買わないで
SARAの8000円のジーンズを買う人も確かにいるのです。

またこれもよく思うのですが、ドートールのコーヒーが一杯200円なのに
スタバのコーヒーはその約倍の400円もしますよね。
それでもその400円のコーヒーを並んでまで飲む人がいる。

どうしてだろう?そのデフレ・.スパイラルを打ち破る処方箋が
あると思って必死になって読んできました。

結局その理由はなんだと思いますか。
私なりに一つの結論としたいのは、「従業員の差」だと思うのです。
人数の差ではなく、「質の差」、「組織力の差」
といったら失礼でしょうか。
高価格でも納得させる組織力の差ということになるでしょうか。
(こういうこと書くとユニクロ出禁!になるかな・・)


ユニクロは全従業員3000人(現在は4000人を越えていると思いますが)
のうち正社員はわずか10%しかいないのです。

それに対してSARAでは8割が正社員です。
ユニクロでは確かに有能なアルバイトがいるとは思いますが
それだけ定着率が低い現状では、なかなか組織経営にまで
発展しないと思うのですね。

ユニクロのアルバイト全員が、SARAの従業員のように
「お客さんが試着したけど買わなかったのは、その買わなかった理由が、
色なのか、デザインなのか、それとも価格なのか」
そういう風に思って接客しているだろうか・・・。

そう思うのですね。
アルバイトの言ったことが、すぐ本社にフィードバックして、それに添った商品が、
もし数週間後に店頭で売られたら、それほどうれしいことはないと思うのですね。
従業員としてもこんなにヤリガイのある職場はないですからね。

でもユニクロの本社機能は全体でたかだか数百人です。
それほどの企画部隊は持っていないのでしょう。
多分、(これも想像ですが、これもこの本を読むと妙に納得しています)
柳井社長の「鶴の一声」ですべて決まっていく組織だから
今までは、そんな組織はいらなかったのではないでしょうか。

ユニクロは今まで、フリースに始まり、ヒートテックやブラトップなどの
ヒット商品に恵まれて、そんな組織はいらなかったのですね。
値段だけでほっておいても売れていたから・・・。
でも、このユニクロ自体にも「曲がり角」が来ていると思うのです。


中小企業の皆様。チャンスだと本当に思いませんか・・・。

« ユニクロ帝国の光と影 その9 | トップページ | テニスは一日を短くし、一生を長くする »

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ユニクロ帝国の光と影 その10:

« ユニクロ帝国の光と影 その9 | トップページ | テニスは一日を短くし、一生を長くする »

フォト
2022年5月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31