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2011年6月22日 (水)

ユニクロ帝国の光と影 その6

実は、私が「ユニクロ出禁!」になってでも説明したかったことがあります。
この本を取り上げた理由は、ユニクロの目標とされるZARAのことに触れ
このユニクロと比較したかったのですね。
これはビジネスにおいて非常に参考になるお話だと本当に思ったのです。

ユニクロは、もともとアメリカのGAPのビジネスモデルを
参考にしていたといわれます、
事実そうなのですね。
製造小売業(SPA)を全世界で最初に始めたのがGAPですから。

そのGAPを目標に1980年代後半からユニクロは始動します。
その後10年以上も試行錯誤しながら、21世紀に入り、
日本で最初にSPAを確立し、流通革命を起したとされます。


ところでZARAというブランドはご存知ですか。
以前取り上げた柳井氏の書かれた「成功は一日で捨て去れ」では
スウェーデンのH&Mとともにユニクロの目標とされている会社です。

ZARAはスペインの会社。北西部の田舎町に本社があります。
ZARAとはブランド名でその会社は「インディテックス」といいます。
ユニクロがブランド名でその会社がファーストリテイリングというのと
同じですね。


この著者はこのスペインの会社まで取材に行っています。
昨日ユニクロがこの著作を訴えているという怖いお話をしましたが、
このZARAの記述は本当だと思うのです・・・。


ではユニクロとZARAの比較から。
ZARAは世界70カ国以上に4900を越える店舗を構え、
ワールドワイドに展開しています。
従業員は9万2000人。
そのうち8割が正社員。

ユニクロが世界7カ国でわずか136店舗の海外進出にくらべると
断然の差です。
すでにご紹介しましたが、ユニクロの従業員は3万人。
そのうち正社員は10%の3000人しかいません。
その残りの90%はアルバイトが占めています。
これも驚くほどの差ですね。

売上規模でみると
ZARAは今までトップだったアメリカのGAPを抜き、
2010年1月期の売上は1兆3037億円!
その売上高の68%を海外店舗で売り上げているまさに世界企業!

ユニクロは
2010年8月期で売上8148億円
そのうち海外売上高ではまだ10.7%にとどまります。


世界一のSPA企業となったZARA(インディテックス)の戦略は
実に参考になります・・・。

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