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2011年6月17日 (金)

ユニクロ帝国の光と影 その4

「マニュアル経営」が良いか悪いか。いろいろ異論反論もあるでしょう。
経済成長しているが右肩上がりのときは経営者側にとって、
これほどよいマネジメントはないのですね。


経営側は「この通りやれ!」と指示するだけで、簡単なのですね。
特にユニクロのようにカリスマ経営者のいる企業においては
有効なのでしょうね。

ユニクロが快進撃を続けてきた、「増収増益」の過程では
このマニュアル経営が効果を発揮してきたのでしょう。

この本によると、特にユニクロの店舗経営においては
「店長マニュアル」
「店長代行マニュアル」
「アルバイトマニュアル」
の三種類が各店舗に存在し、まさにマニュアル経営が万能に
なっているそうです。

アルバイトが、先に申し上げたように、「軍隊のような規律で」
マニュアルどおりの作業を強いられ、それを統括する店長代行や
店長自身も本部からのマニュアルどおりの勤務を強制される。
店長はいわば「軍曹」のように、アルバイトという「下士官」を
マニュアルどおり使いこなさなければならないのでしょう。


面白いと思ったのは、店長の役割は、
「本部から下りてくる売上目標をクリアすることと、
人件費を抑えることの二つに尽きる」
という記述なのですね。逆に言えばそれ以外はまったくできない。
それではせっかく店長になっても店舗独自の裁量が発揮できないので
面白くないかと思うのですが、やはりその通りだとかかれています。

もし勝手なことをやると、
「なんでマニュアルどおりにやらない」のだと本部から叱られる・・。


ここにこの不況期「一人勝ち」とされてきたユニクロの
成長理由を垣間見た気がしました。

経営学的にはそれが正しいのですね。
会社経営で、
利益をあげるには、「売上をあげる」か「経費を削る」ことの二つしかない。
当たり前とは思いますが、それを全店舗の店長に強制しているのです。

そのためには、「アルバイトを一人で8時間働かせるのではなく
二人で4時間ずつ働かせるようにする」
「風邪などの理由で急な欠勤が出てシフトに影響出ないように
休み時間にうがいを徹底させる」
など細かな指示がマニュアルで強制されているのだそうです。
つまりアルバイトを如何に効率よく働かせ、人件費を抑えるかです。


デフレ・スパイラルで苦しめられてきた中小企業の皆様。
お分かりになりましたか。
その「発信源の企業」はこれほどまでに努力してきたのです・・・。

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