ユニクロ帝国の光と影 その2
この本の前半は、以前取り上げた柳井氏の書かれた「成功は一日で捨て去れ」と
「一勝九敗」の内容が何度も出てきます。
私のように、ユニクロ通?の方はこのあたり読み飛ばしていいところでしょう。
でも読みながら、自分の書評を反省してしまいました。
本の抜書きが多いと実に読みにくいのですね。
自分お言葉で解釈して書かないといけないのですね・・・。
ところでこの本を読んで、久しぶりにユニクロに行って買い物しました。
テニス用かマラソン用のスポーツウエアでも買ってみようかと思ったのですが
私に合うような大柄のサイズがあまりないのですね。
それで仕方がないので、680円のランニングシャツと「3枚990円!」の
下着を買いました。
なかなか機能性が高く、しかも安くてよかったのですが、
この本を読んだからでしょうか。店員に注目してしまいました。
ユニクロの店員は、本社できめられた「マニュアル」で仕事が細分化され
すべて統一されているのですね。
例えば、「レジでは一人15秒」で処理しなければならないそうです。
ユニクロの店員はどうも愛想がないと思いませんか。
「今日はいい天気ですね」とか
「今度の新商品はこれです。いかがですか?」
なんて気さくに話しかけられたことないですね。
これも多分マニュアルに書かれているのでしょうね。
マニュアルには、お辞儀の仕方から、立っている時の姿勢、
それこそ腕の組み方(右手を上にするか、左手を上にするかまで!)
すべて書かれているのです。
どうしてそこまでするか分かりますか。
このアルバイトの問題もあとで詳しく解説しますが、
ユニクロの全従業員約3万人のうち、実は正社員が3000人、つまり10%しか
いないからです。
ということはそれ以外の90%がアルバイトと契約社員でまかなっているのです。
(ただし、派遣社員はいないと書かれていました)
このアルバイトを如何に戦力にするかということは、ユニクロにとって
経営上大事なことであったのですね。
それでマニュアル管理され、店舗においても店長やその店を管理するブロックリーダー
で徹底的に管理指導されているのです。
ユニクロの店員に愛想がないのはそういう理由なのでしょうね。
この本いわく「軍隊のような厳しさ」なのだそうです・・・。
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