消費税増税論議 その4
ゴールデンウィークいかがでしたか。
個人的には「自粛」していました。(どこにも行けなかった言い訳・・)
でも消費税のお話を熱く語ろうと思っていたところ
少し水を差された感じですね・・・。
よく講習会で話すネタでご説明しましょう。
「消費税の納税がいかに大変か!」
これをいつもしつこく説明しています。
また100円ショップのお話にしましょうか。
年間売上が5000万円ある100円ショップの会社としましょう。
消費税は今の税率は5%ですから、100円のものを買うと消費税は
5円となりますね。
年間5000万円の100円ショップなら、消費税は
5000万円×5%=250万円
お客さんからもらうことになります。
先日説明しましたが、100円ショップが税金250万円を
税務署に全額納めるのではなかったのですね。
実際には仕入れにも消費税がかかっているのでその分を控除できるのでしたね。
仕入れ代金以外にもその他、家賃や水道光熱費などの経費にも
消費税支払っていますから分かりや安くする意味で
仕入れ+経費 3000万円としましょう。
そうすると 3000万円×5%=150万円
消費税を支払っていることになります。
納める税金は、250万円-150万円=100万円
となります。
「100万円も取られるの!」
そう驚く方も多いです。
実際には、アルバイトの給料など人件費もあるのですね。
人件費には消費税かからないのですね。
ここがむずかしい点なのです。
この100円ショップが人件費2000万もかかっているとしましょうか。
経営的には、利益がまったくでていない状況ですね。
それでも消費税を100万円取られるということなのです。
もしこの100円ショップが、この「震災後の不景気」により、
売上急減で実際に赤字になっているかもしれませんね。
それでも、本当に「赤字でも」消費税は取られるのです。
ここは開業される方にどうしてもご理解していただかなければならない点
なのです。
この消費税の「納税問題」は中小企業の切実な悩みの種であることは
間違いないからなのです。
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