« 「フリー」(クリス・アンダーソン) その3 | トップページ | 「フリー」(クリス・アンダーソン) その5 »

2011年4月15日 (金)

「フリー」(クリス・アンダーソン) その4

「21世紀の情報(ビット)経済では、情報を得るためタダにする」

この意味お分かりになりますか?
この本から、時代をとらえる大事なキーワードだと感じました。
しかもその前提として「情報はタダになりたがる」ということを
理解しておくことも必要なのでしょう。

面白い例示があげられていました。
2007年のアメリカのサンフランシスコのお話です。

ある医療用ソフトウエアの会社が医療用管理ツールのシステムを
「タダ」にしたそうです。
そのシステムはいわゆる「電子カルテシステム」なのですが、
そのソフトウエアの製品は通常5万ドル(約400万円)もするものです。
日本でもどこの医院でも今や使用していますよね。
このご時勢、お医者さんだっていま厳しい世の中です。
400万もするものがタダなら誰でも利用しますよね。
当然すぐさま数千人の方が契約したそうです。


ではなぜ高額な電子カルテシステムの「タダ」が成立したか?
このシステム会社は、どうやらその情報を売って儲けているのです。
例えば契約している医者が2000人いて、一人の医者が扱う患者が
250人いるとしたら、なんと50万件もの記録が集められるというのです。
その50万人分の患者データを売ると、5万ドルのソフト販売代金より
はるかに儲かるそうです。
特定の病気を研究している医療機関では、多数の患者の長期にわたる
医療記録を必要としているので、その情報は高額で売られるらしいのです。

でもここで誰でも思いますよね。
医者としての守秘義務やモラル、個人情報の扱いはどうなの?
そこまで書いていないのですが、多分すべて匿名で情報を流すのでしょう。
それを前提として、当然医者と契約をしてから「タダ」で使用させるのでしょう。
どこまで患者の了解を取ったかどうかは分かりませんが・・・。

このお話結構興味がありますね。
では例えばのお話でが、
「会計ソフトのメーカーがタダで我々税理士に会計ソフトを配ったら」
どうなるでしょう?
その会計データからの情報をソフト会社が使用する権利があれば・・・。

こんなことを考える税理士は私くらいでしょうが、
何かヒントがあると思いませんか・・・。

« 「フリー」(クリス・アンダーソン) その3 | トップページ | 「フリー」(クリス・アンダーソン) その5 »

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 「フリー」(クリス・アンダーソン) その4:

« 「フリー」(クリス・アンダーソン) その3 | トップページ | 「フリー」(クリス・アンダーソン) その5 »