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2011年4月28日 (木)

消費税増税論議 その2

消費税問題を熱く語ろう!と張り切っていたら
突然のスーちゃんの訃報で忘れていました・・・。


では「消費税を納める人は本当は誰か?」ということを
分かりやすく「池上流」解説をしてみましょう。

例えば、100円ショップで買い物したとしますね。
100円に消費税の5%を乗せて105円支払います。
消費者が5%の消費税を払っているのだと実感するところです。

レジの前にある募金箱を見ると、つい、おつりの5円を入れたくなります。
そうすると、110円を支払ったことになり、
「この5円が被災者の役に立てばいいか・・」
そう思ってしまうのですね。
そういう人達が、
「消費税を10%にしてもいいではないか。被災地の復興に役立てよう!」
そういう論拠になるのですね。

消費税をその程度しか考えていない人は、
「消費税の増税を被災者に負担をさせるのは可愛そうだ!」
こういう反対意見もでてくるのです。


でもこういうお話はやはり申し訳ないですが、
「税制の素人」の発想なのです。
ここをぜひ理解しておいて欲しいのです。
税理士として、独立開業されたばかりの方を相手にして
消費税の講義を数多くやってきました。

理屈としては名前の通り、「消費税」ですから消費者が
100円ショップで5円の税金を納めるようなイメージなのですね。

でも、税金を納めるのは、
「100円ショップを開業したあなたなのですよ!」
これを説明してあげるのです。
ここがよく分からないとやはり商売はできないのです。

消費税は簡単なようで実は難しいのです。
「消費税を納める人は本当は誰か?」
この問題を政治家が避けてきたと同じように
税の専門家である税理士も避けてきたのではないかとも
本当に思うのです。

ではそこを熱く語ってみましょう・・・。

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