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2011年3月 7日 (月)

19歳の不幸

ニュージーランド地震や京都大学不正入試。
最近19歳の不幸な事件が多いですね。
同世代の子供を持つ親の一人として、
毎日テレビや新聞を見るのもつらいです。

遠い異国の地で志と夢を持ちながら、不慮の死を遂げた若者達に
心底胸が痛いです。


京都大学の携帯カンニング事件は同情する人も多いみたいですね。
「京都大学に入って母親を楽にさせたかった」
父親を亡くして頑張っていた姿に共感する人多いでしょう。
逮捕についてはやりすぎだという批判もあるようです。

ただここで、「めったにない」辛口コメント。
やはりルール違反は間違いないし、断罪すべき事件だと思います。

それと、真剣に頑張って入試をしている人に
どれだけ多大な迷惑をかけたのでしょうか。

こんなこと言う人はあまりいないでしょうけど、あえて言います。
またまた古いお話。今から30年も前になりますが、
早稲田大学商学部に不正入試があり、一大事件となりました。
その年にその商学部に入学したのが実は私です。
早稲田に合格したと言うと誰からも、
「まさか商学部ではないだろうね?」
どれだけ言われ、どれだけ悔しい思いをしたか・・・。
きっと回りの受験生も皆迷惑をしているはずです。
3月10日に、京都大学に晴れて合格された方が
「まさか携帯使って合格したのではないだろうね?」
なんて言われてどれだけ悔しい思いをするのでしょう。

センター試験を失敗したからというのが犯行の理由らしいですが、
それがどうしたということなのでしょうか。
「なぜ、京大でなければダメなのでしょうか?早稲田ではダメなのでしょうか?」
(蓮舫風ツッコミ)

自分の19歳の頃を振り返ってみて考えれば、
世の中が見えなかったのですね。
きっと入試がすべてだったのでしょう。
可愛そうですが、そう思い込んでしまったのでしょうね。
その母親は責められないかもしれませんが、
回りが気がついてやるべきだったと思うのです。

ただ、これも時代の流れだと私も思うのです。
30年前の私のときならいざ知らず、
「東大を出て大蔵官僚へ」のような
古くから言われていたエリートコースは、今やどれくらいの価値があるのでしょう。

先日、内緒ですが東京大学を出て脱サラした方から開業相談を受けました。
日本の社長の出身大学のランキングは1位「日本大学」であと早慶と続くそうです。
脱サラする人は出身大学なんてあまり関係なくなるのです。

終身雇用の昔の「古きよき」時代ならいざ知らず、
出身大学だけで人生が決まるほどの
甘い時代ではなくなったと思うのは私だけでしょうか・・・。

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