和民の経営術
新年賀詞交換会がピークです。
業界団体から始まって、地元の法人会やら商工会議所・・・
全部出てたら身が持たないのですが、
この時期好きなのが一緒に行われる「新春講演会」ですね。
懇親会なんか出席して不景気のグチを言い合ってもつまらないですが
この講演会だけはハシゴしています。
よい講演会に行ってきました。
ご存知ワタミの渡邉美樹会長。
「夢をカタチに情熱は成功への出発点」という面白そうなタイトルに
引かれ参加してみました。
最近ではテレビのコメンテーターでもいろいろ出ているし
なかなかしゃべりもうまいですね。
渡邉氏は現在51歳。27年前の24歳で居酒屋を起業しました。
なんとお隣の高円寺でスタートなのだそうです。
その後大居酒屋チェーンを一代で築き上げたのですが
その成功の理由を次の三点挙げていました。
1 明確な目標を持つ
2 人より余計に努力する
3 あきらめない
これを具体的に説明していましたが面白かったですね。
明確な目標で、例えば起業する際に1年間で必死に300万円を
貯めたそうです。
今は1円でも会社起業できますが、当時は最低300万円必要ですからね。
佐川急便で一日20時間!働いて貯めたそうです。
努力するというのは当たり前のお話のようですが
あきらめないというのは大事なのでしょうね。
開業して4年目に最初のピンチに会います。
3店舗まで順調だったけれど4店目で多額の投資して失敗。
2000万どうしても足りなかった・・・。
またその数年後に1億5000万円も資金不足!
普通なら倒産ですよね。
そこであきらめず努力したそうです。
このあたり普通の経営術のようですが
最後にこう本音を言っていました。
「成功の秘訣は運が9割」
なんだ!というオチかもしれませんが
そんな厳しいピンチを救ってくれたのも運だそうです。
たまたま資金援助してくれた酒屋とか多額融資してくれた銀行。
そんな運も必要なのでしょうね。
ただ、どうも彼のお話は宗教くさいと思いましたが、
こどもの頃はキリスト教の影響を受け、今は仏教も勉強しているそうです。
「神が見ていると思って経営している」
そうかなとも思いましたね。
最近では介護事業以外にも社会貢献に熱心に取り組んで
いるのもそんな理由からでしょう。
しかし飲食店経営は今大変ですからね。
「10店開店して5年間で9店は潰れる」
そんな認識だそうです。
まさに「生き残り」ではなく「勝ち残り」の経営術ですね。
焼肉も失敗したし、イタリアンも失敗したと
正直に言っていたのが非常に好感持てました。
寒いので「和民」で熱燗でも飲みたくなりましたね・・・。
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