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2010年9月 1日 (水)

続・志のみ持参(上甲晃) その2

本当にこの本をアマゾンで「1円」で購入しました。
私の人生で一番良い買い物でした。

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昨日紹介したものは続編ですから、これが「本編」です。
ですが、私は正直言って続編の方が面白いと思います。

それはなぜか?
続編になって、つまり年月よりこの上甲さんが
「悟った」のではないかと思うからです。
松下幸之助の理論は実に深いです。
松下電器で電子レンジを売っていた40歳の課長さんが
ある日突然、社名により松下政経塾の塾頭になるのですね。
それも住み込みの。
「何でオレが・・・」
と普通思うのですね。
なかなか幸之助氏の真意が分からない。
結局14年勤めてこの塾頭も辞め、さらに松下電器も辞めてしまうのです。
まさに「脱サラ」なのですね。
それでようやく幸之助理論の真髄が見えてくる・・・。
それが続編により濃く出てきています。

しかし松下幸之助さんとは実に魅力的な人ですね。
松下政経塾で有名は「授業」を紹介しています。
それが何か?
これが実に面白いのです。


昭和54年の第一期生23名の募集に対して、980名の応募が
あったそうです。

湘南の政経塾の敷地は6000坪もあってたったの23名の入塾です。
塾生はみなどんなエリート教育がされるか期待したわけですね。
「21世紀の世界、日本を担って立つ人材を育てる」
といって募集したわけですから。


でも、最初の授業は
「朝早くおきて掃除すること」なのです・・・。

これは当時塾生に対してまったく受け入れられなかった・・・。
そう述懐しています。
なぜ掃除が必要か。実は上甲さん自身もなかなか
それが悟れなかったのだと思います。

「掃除経営学」これは実に深く面白いです・・・。

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