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2010年8月30日 (月)

広岡監督と記憶に残る税理士

先週日本経済新聞を読んで感動したことがありました。
現在、「私の履歴書」の欄で元西武監督の広岡氏が
取り上げられています。
彼の性格でしょうか。結構ズバズバ書いていて面白いですね。

広岡監督と税理士とのお付き合いが書かれていた箇所を
お読みになりましたか?
多分読み落とした方も多いかもしれませんので
ご紹介してみましょう。


広岡氏が西武の監督に決まった時に
顧問税理士から
「プロ野球の監督、コーチの契約はいいかげんだ。
きちんとした契約書をつくりなさい。」
こうアドバイスをされたそうです。

それに従って、かなり自分に厳しく契約書を作りました。
でもその後優勝しても契約書に載っていなかったところは
西武にホゴにされたこともあって
このアドバイスは広岡監督の人生訓にもなったそうです。

「顧問税理士がそこまでやるのか!」
「契約書の作成は弁護士だろ!」
など突っ込む方もいるかもしれませんね。
でも、今でこそ契約更改に弁護士が立ち会うようになりましたが
ずっと前のお話です。


実はこの税理士は木村久寿弥先生という方で
私はお会いしたことはないはないのですが、
名前だけは存じ上げていました。

東京税理士会の四谷支部に在籍された方で
非常に優秀な税理士だったそうですが
残念ながら、数年前に他界されています。


お客様の立場に立って、親身の指導されたのですね。
これはぜひ私も見習おうと思いました。

確かに契約書作成は弁護士の仕事かもしれません。
でも税理士の方が普段からお客さんと
弁護士以上により身近に接している訳ですから
そういう踏み込んだサービスはできるはずですね。
広岡監督は論客で強情そうな方ですから(失礼)
そういう方に対しても税理士としてきちんと指導されたのすね。

亡くなって数年立つのに、こうやって日本経済新聞に
フルネームが掲載されるというのはすばらしいことだとも
思います。
それだけ広岡監督にとって偉大な先生だったのでしょう。

税理士として何かうらやましいような感じさえしました。
亡くなっても顧問先の心にずっと残る・・・。

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