NHKドラマ「チェイス国税査察官」 その4
やはり「火曜サスペンス劇場」みたいに終わってしまいましたね。
でもドラマとしては非常に面白かったです。
江口洋介とARATAの演技力、迫真のカラミなど
また麻生久美子さんなど脇役も良かった・・・。
サスペンス劇場なら、最後は東尋坊が出てきて、断崖絶壁の場所で
決闘をやって、そのあと涙ながらの種明かしを・・・。
という「お決まり」があるのでもなく、
予想した「水戸黄門」の格さん助さんが、お決まりの国税庁の「印籠」だして
成敗するのでもなく、
それをまったく裏切るエンディングでした・・・。
本当に意欲的な作品でしたね。
肝心の税務スキームなんてお話はどこか吹き飛んでしまいました。
ただ予想通り、犯人は死んでしまいましたね。
あのまま5000億円をスイスの口座に移し変え黙っていたら
本当に完全犯罪が成立してします・・・。
そんな「脱税のススメ」みたいなドラマは、
やはりNHKとしてはできないのでしょう。
最後に、いまさら「ツッコミ」しても、し方がないのでしょうが、
一度「多摩税務署」に異動した主人公が、なんでまた
9階(査察実施班)の「ガサいれ」のリーダーになっているの?
というところでしょうか。
まあ細かいところはいいのでしょうね。
ところで、犯人の母親役で歌手のリリイが出ていましたね。
オジサンなら誰でも知っている歌手ですね。
30年以上も前ですが、大ヒットした曲「私は泣いています」を
ご存知ですか?
「私は泣いています♪ ベットの上で~♪」
でも、国税査察官が打たれて死にそうになったり、
天下のNHKのドラマで、国税の方を「犬」呼ばわりしていたのは
どうだったのでしょうか?
国税査察官の方々の苦労はよく分かったのですが
このドラマの中で描かれていた査察官が、
正直現実と違いすぎて、少しかわいそうでしたね。
「査察官も泣いています♪ NHKのせいで~♪」
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