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2010年3月10日 (水)

私の独立開業日記 その6 

広告規制という厚い壁

税理士法についてご説明するには、必ずこの「広告規制」を
お話しなければなりませんね。
当時、税理士の業界は広告することが一切禁じられていました。
DMどころか看板さえダメなのです。ネオン看板なんか街頭に設置したら
訴えられるくらい!

今でこそ、地下鉄に乗ると「弁護士の広告」や「司法書士の広告」が
やたら目に付きますね。
最近では弁護士法人あたりがよくテレビ広告もするようになりました。
実は税理士以外にも弁護士などこの広告規制が数年前に
撤廃されるようになったのです。

登録するに際に、このあたりも厳しく言われました。
本当なら、開業時に大々的にビラでも配って宣伝したいくらいですからね。
開業しても宣伝ができないというのは、正直参りました。
昔から税理士の業界は「紹介」という媒体が主流だったのでしょうか。
例えば、銀行や取引先などから・・・。
そうなると新参者がなかなか紹介してもらえないですね。

結果的に、大きなネームバリューのある事務所はより大きくなり、
新規参入者はなかなか入り込めない「参入障壁」が確かに存在したのです。
あえてそれが作られていたのではないかとさえ今は思っています。(内緒)

最近こそ、ホームページなんかで積極的に宣伝する事務所が
増えてきましたね。
よく取り上げる(ヨイショする)ビスカスなど「税理士紹介会社」なんて
その当時はなかったのですからね。
実はビスカスもあったらしいのですが、その存在を知らなかったのです。
その当時知っていれば、今頃はもっと大きな事務所になっていたでしょうね。
残念です。(またヨイショ!)

でも10年ほど前はホームページそのものすら
「白い目で」見られるような時代だったと思います。
ホームページは規制をかけるべきだ!という議論も実際にありましたね。
ホームページどころかこの業界に入って、
数十年前に街頭に看板を掲げて宣伝した人の悪口が
いまだに言われるのも聞きました。
なかなか陰湿な業界なのですね・・・(これも内緒)
でも税理士を選ぶ側としたらこの税理士はどういう人なのか
当然ですが知りたいはずですよね。

本当にこの税理士法に「保護された」業界の厚い壁に
ぶち当たったような気がしました。
それで私はどうしたでしょうか。

でもこれから開業する方々に申し上げたいのですが
開業にはいろいろな苦難が待ち受けているのですね。
最初からめげている様では本当に独立なんかしないほうがいいですよ。

やる気マンマンの私は、その壁に完全と立ち向かっていきました・・・。

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