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2010年3月23日 (火)

私の独立開業日記 その14

開業の至福の瞬間

初めて申告書にサインしたときも感動しましたが、
初めて請求書を書いた時もうれしかったですね。
会計事務所職員時代も含めて、請求書を書くことがあっても
当然ですが、それはすべて会社の口座に入金されるのですね。
独立開業したら、それはすべて自分の口座に入るのです。
開業すれば、やればやった分、努力すればその分すべてが
自分の収入になります。
これも感動的でした。

独立開業の理由で一番多いのは
「会社に対してこれだけ貢献しているのに、給料が少ない・・・」
これでしょうね。
この不況期さらに増えているのでしょう。


ここで今だからいえるお話を公開しましょう。
結局開業の月の平成10年3月の売上は、
なんと100万円もありました。

努力の成果なのですが、個人確定申告を何軒かご紹介いただきましたし
やはり先輩の事務所でお手伝いさせていただいたのが
大きかったのでしょう。
「登録前に税理士業務をこっそりやっていたのでは?」
と疑られては困りますが、本当に必死に稼いだのでした。
この金額は多いか少ないかは、それぞれ受け取り方は違うでしょうけど
会計事務所の職員という「薄給の身分」からは破格の金額でした・・・。

それで自分自身へのご褒美ということと、何より応援してくれた家族に
感謝するために、確定申告後の月末に、レンタカーを借りて
1泊の温泉旅行に行きました。
本当に久しぶりの家族旅行でした。
はしゃいでいる子供達の笑顔がうれしかったのですが、
何より自分自身も幸せを感じる旅行でした。
夜に露天風呂につかりながら、こう思いました。

「一月に100万円の売上か・・。
このペースなら年間で1000万円は楽にいくだろう。
開業とはいいものだ。税理士になって本当に良かった・・・。」

まさに天国にでも行ったような、「至福の瞬間」でした。
ただ、これから始まる「地獄」をまったく思ってもいませんでした・・・。

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