さらばキンカ堂!!
キンカ堂の自己破産のニュースを聞いて驚かれた方も多いでしょう。
大学卒業するまで池袋に生まれ育った私にとっては、かなり衝撃的な
ニュースでした。
キンカ堂は池袋のシンボル的な建物でした。
よく安売りのチラシが入っていて、小さい頃母に連れられ買い物に
行きました。
キンカ堂の中に食堂があって、初めて「お子様ランチ」を食べたのが
ここでした。だからいつも喜んでついて行った記憶があります。
衣類などほとんどここで買っていたのかもしれません。
なぜ潰れたのかは、やはり時代についていけなかったのが理由でしょうか。
ちょうど隣にユニクロができているのも、非常に象徴的ですね。
そういえば、池袋三越も昨年閉鎖されましたね。
隣接する西武や東武デパートと比較して売り場面積が狭すぎると言うのが
売上減少の理由らしいですが、私としては小さくて見渡せば
どこに何が売っているのか分かりやすくて好きでした。
それとあのクラシカルなエレベーターも好きでしたね。
三越のおもちゃ売り場は、子供にとっては
「夢のワンダーランド。おもちゃの宝石箱や!」(彦麻呂風!?)
あの頃、デパートといえば地元民にとっては三越でした。
いつも中元歳暮は三越。あの赤いマークは確かなブランドでした。
西武や東武は申し訳ないですが、電鉄会社の駅ビルの商店街という
イメージでした・・・(失礼)
小学校の2年生の時、その三越で誕生日祝いにグローブを
買ってもらいました。
それがうれしくて、うれしくて、ミツコシのロゴが入ったグローブと
一緒に寝たのを今でも覚えています。
因みにそのミツコシブランドのグローブまだ大事に持っています・・・。
コンビニも楽天もないあの時代、通販もあまり活用されなかった時に
やはり地元民にとって買い物は、正価販売では三越で、
生活用品などの安売りではキンカ堂でした。
池袋三越とキンカ堂。池袋のランドマークがなくなったのは寂しいですが
なぜなくなったのかを検証することもやはり必要なのでしょうね。
今月全店を閉店し解散するさくらやも池袋なのですね。
ご存知ビックカメラとヤマダ電機との池袋でのデットヒート。
時代の大きなうねりの中で生き延びていけない企業が
でてきてしまいます。
本当に厳しく、また寂しい世の中です・・・・。
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