小林VS江川
既報のとおり日ハムのコーチ小林繁さんが急に亡くなりましたね。
これは永年のジャイアンツ・ファンとしては触れなければいけませんね。
ジャイアンツのV9時代から後楽園によく試合を見に行きました。
野球のチケットを新聞屋からもらうと、もう嬉しくて、
母に作ってもらったおにぎりを抱えて、
兄と二人で外野席でよく観戦していました。
V9を達成したのが1973年です。その年に一軍になったのが
小林繁投手でした。
とにかく、すらっとしてカッコよかった。
華奢な身体で帽子を飛ばしながら渾身の投球です。
まさに「常勝ジャイアンツの救世主」です。一度にファンになりましたね。
小林投手がジャイアンツでエースに昇格していたときに、
「怪物江川」も有名でした。
ジャイアンツ・ファンは皆「江川に入団して欲しい!」そう思っていたはずです。
それで、あの「江川騒動」です。
でもその「空白の一日」に一言も文句も言わず、「宿敵」タイガースに
移りました。
しかも、その年に22勝もあげ最多勝と沢村賞の受賞。
それまたカッコイイと思いましたね。
こんな生き方はそうないですね。本当にプロ野球を救った方です。
ぜひ「野球殿堂入り」をお願いしたいです。
江川が通算135勝だったのに対して、小林投手は通算139勝です。
しかもジャイアンツで62勝でタイガースでは77勝です。
本当に「タイガースのエース」になったのでしょう。
JALの社員が一言も文句を言わずANAに移り
のちに社長になったようなものです・・・!?
本人も「タイガースの監督になりたかった」そうですが、あと何年かしていたら
本当になっていたかもしれませんね。
そのときのジャイアンツの監督は、もちろん江川。
そんな場面を思っていたら、あの野球少年のときのように
おにぎりを握り締めながら、ドキドキしながら観戦して頃を思い出しました・・・。
残念です。合掌。
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