経営の見える化(中経出版) その3
経営計画の発表会をわざわざやるかやらないかは
さておき、社長の意思をどう従業員に徹底するかこれが重要ですね。
小山さんが経営計画書に実印を押して「魂」を入れるそうです。
これも実印を押すかどうかどうでもいいことで、社員がそれを
素直に実行してくれることが大事なのでしょう。
ただ誤解のないように書いておきますが、経営計画書は書けるなら
本当に書いて欲しいと思います。
ただ、このご時勢では計画通りなかなか行かないのですね。
だからこそ書くべきなのでしょうけど・・・、
書いても計画通りに行かなくて、余計がっかりしてしまったり・・・。
でも中小企業は社長がすべてですから、社長自ら行動し
それを従業員に周知徹底させる、これがやはり重要なのですね。
その社長の思いを徹底するお話ですが、小山さんは毎朝7時30分から
1時間かけて朝礼をするそうです。
従業員の方も大変ですね。あの社長のお話を毎朝聞かされるのですから。
そういえば、楽天の三木谷さんもワタミの渡辺社長も朝会をやっていました。
伸びる企業はどうやら、朝会をやって社員のとの意思疎通を図っている
みたいですね。
楽天は毎週月曜日に朝から掃除というのもご紹介したとおりです。
でも中小企業の現場から一言。
最近だと朝早く来ることも「サービス残業」の一種なのですね。
昔は朝早く来るのは当たり前のようにいわれていましたけど
採用の段階で
「始業時間は何時ですか。その時間に来ればいいのですね。」
「朝早く来てトイレ掃除なんかないですか。」
そう本当にいわれるのですね。
私もおせっかいながら、顧問先の採用の面接に立ち会うこともあるから
よく分かるのですね。
「始業時間が9時からなので7時30分に来ると1時間30分の残業代は
もらえるのですか」
「今日はデートなので朝からトイレ掃除なんかしたくないのですが・・・」
そういわれないように経営者は頑張るしかないのですね。
(またおっせっかいか・・・)
« 経営の見える化(中経出版) その2 | トップページ | 経営の見える化(中経出版) その4 »
コメント