国税庁が歳入庁へ?
「ブログで政治の話は避けるべし」
これは前にもアップしましたが私の持論です。
ブログで選挙応援なんかしてはいけないと思うのです。
ただ今回だけは、「天下分け目の関が原の戦い」
歴史的な大転換点になるのかもしれません。
有権者の一人として、あまり真面目には読まない(失礼!)
マニュフェストなるものを今回は読んで見ました。
税理士としてやはり気になる点も多々ありますね。
国民への受け狙いの「ばらまき論」が議論されているのですが、
財源として、やはりいずれ実質的な増税になるのでしょうか。
そのあたりは、まるで新聞や週刊誌の受け売りになるので
コメントは控えます。
ただ、民主党のいう「国税庁と社会保険庁を統合して歳入庁へ」
というのはどうも分かりにくいですし、
あまり誰も説明してくれていませんね。
社会保険料の未納を阻止するために、国税庁の「徴収力」の
手助けを借りようと意図しているのでしょうか。
年金未納問題から端を発して
多分そういうことを念頭に出された案なのでしょうが
真面目に考えていくと、まさに大改革です。
本当にできるのかどうかまさに実行力が問われますね。
もしそうなった場合を考えてみます・・・。
税務調査と社会保険料調査が同時に行われ、
「貴社は社会保険に加入すべきなのに入っていない!
遡って全員分課税します!!」
ということでも考えているのでしょうか・・・?
税理士として、とりあえず気になるのは
税理士法との関係です。
今現在、税理士法によって、税務署に23年勤務した方は税理士になる道が
あるのですが、もし統合されたらどうなるのでしょうか。
そうなると社会保険庁に20年+歳入庁に3年勤めた方でも
税理士になることができるのでしょうかね。
そのあたり業界の問題を含めて、大改革をしようとするのでしょうか。
どうも分かりませんが・・・。
両政党とも天下りを根絶させようと言っているのですから
「税理士試験の天下り!?」
も見直されるのでしょうね。
まあ、どうなろうが、個人的に思うのは、「乱世に利あり。」
天下分け目がどうなろうとも、この不景気の閉塞感を
何とか打ち破って欲しいです・・・。
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