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2009年8月27日 (木)

国税庁が歳入庁へ?

「ブログで政治の話は避けるべし」
これは前にもアップしましたが私の持論です。
ブログで選挙応援なんかしてはいけないと思うのです。

ただ今回だけは、「天下分け目の関が原の戦い」
歴史的な大転換点になるのかもしれません。
有権者の一人として、あまり真面目には読まない(失礼!)
マニュフェストなるものを今回は読んで見ました。

税理士としてやはり気になる点も多々ありますね。
国民への受け狙いの「ばらまき論」が議論されているのですが、
財源として、やはりいずれ実質的な増税になるのでしょうか。
そのあたりは、まるで新聞や週刊誌の受け売りになるので
コメントは控えます。

ただ、民主党のいう「国税庁と社会保険庁を統合して歳入庁へ」
というのはどうも分かりにくいですし、
あまり誰も説明してくれていませんね。
社会保険料の未納を阻止するために、国税庁の「徴収力」の
手助けを借りようと意図しているのでしょうか。
年金未納問題から端を発して
多分そういうことを念頭に出された案なのでしょうが
真面目に考えていくと、まさに大改革です。
本当にできるのかどうかまさに実行力が問われますね。

もしそうなった場合を考えてみます・・・。
税務調査と社会保険料調査が同時に行われ、
「貴社は社会保険に加入すべきなのに入っていない!
遡って全員分課税します!!」
ということでも考えているのでしょうか・・・?

税理士として、とりあえず気になるのは
税理士法との関係です。
今現在、税理士法によって、税務署に23年勤務した方は税理士になる道が
あるのですが、もし統合されたらどうなるのでしょうか。
そうなると社会保険庁に20年+歳入庁に3年勤めた方でも
税理士になることができるのでしょうかね。

そのあたり業界の問題を含めて、大改革をしようとするのでしょうか。
どうも分かりませんが・・・。
両政党とも天下りを根絶させようと言っているのですから
「税理士試験の天下り!?」
も見直されるのでしょうね。

まあ、どうなろうが、個人的に思うのは、「乱世に利あり。」
天下分け目がどうなろうとも、この不景気の閉塞感を
何とか打ち破って欲しいです・・・。

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