だるまさんの日(がんばれ税理士受験生!) その1
今日から税理士試験ですね。
受験生にエールを送るため、以前本に書いたネタを披露しましょう。
もう20年近くも前のお話ですが
私が税理士試験を始めて受けたときのドキュメンタリーです。
昔税理士受験生に、こんなトンでもない人がいたことを知って
勇気を持って試験会場に向かってください。
頑張れ!税理士受験生!!
税理士試験を受験する人は誰でも、自分だけは受かるものと思って
受験するものです。
初めて受験した時、私も例にもれずそう思っていました。
実は本格的に受験してみようと思う前に、税理士試験を人知れず
こっそり受けたことがありました。
バブル絶頂期の証券マン時代の頃です。
早朝から深夜まで働きずくめで、勉強なんかまったくするヒマも
ありませんでした。
それでも、会社の研修で簿記2級も取って、証券アナリスト試験の勉強も
していたことから、
「税理士試験なんて簿記1.5級!?くらいさ」
と一応「商学士」の私は本当に思っていました。
とりあえず簿記論の願書を提出し、一応専門学校でもっとも
やさしそうな問題集を買って「ながめて」おきました。
それ以外にまったく勉強もせず、いよいよ試験当日。
暑いのにポロシャツ、スラックスに革靴まで履いた普通の
おじさんスタイル。
初めて見る試験会場に異様な雰囲気を覚えました。
ほとんどの人がTシャツに短パンというラフな格好です。
耳栓をしてタンクトップに首からタオルをぶら下げている大学生など、
これが税理士受験生か!とヘンに感心するくらいです。
そうこうしているうちにいよいよ試験開始。
問題文が配られおもむろに開けてみると
「う~ん?・・・」
まったく何を書いているのか分からない。ほとんどお手上げ状態。
いくら考えても、問題文が何を聞いているのかさえまったくチンプンカンプン。
まさに手も足もでないダルマさん状態。
「そうか税理士試験はこんなに難しいのか!」
試験場でそんなことに気づくのは私くらいでしょうか・・・・?
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