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2009年7月21日 (火)

強烈な努力

囲碁のお話を少し。
藤沢秀行さんという著名な棋士が先日83歳で亡くなりました。
NHKでも特番で取り上げられていたのでご存知の方も
多いのではないでしょうか。

ただ囲碁を知らない、まったく興味がない方には当然ご存知ないでしょうね。
私が高校生くらいの頃、つまり30年ほど前の頃、当時碁界の最高タイトルで
あった「棋聖」になった方です。
その後タイトルを6連覇したのですが、その頃が棋士として
ピークだったのでしょうね。
極度のアルコール依存症であったのに加え、その後癌の手術を三回も
受けるなど、肉体的にも棋士生活を続けられなかったのでは
ないでしょうか。
古いお話ですので、碁をやっている方でさえも知らない方も多いですね。
ただ非常に魅力的な方でした。

こういう例えを言うとしかられてしまうかも知れませんが、
野球漫画の「あぶさん」ってありますね。
あの主人公のように酒と野球が大好きな魅力あるプレーヤーだった・・・。
少し例えが古いですかね。
ではこれなら分かりますか。
常勝巨人に挑んでいた魅力ある野武士球団「タイガース」。
あの伝説となったセンターバックスクリーン三連発を打ち込んだ
主軸の一人「掛布」をもう少し品を悪くしたような・・・
(変な例えですいません)
本当に棋士としては強かったのですが、スキャンダラスな部分でまた
有名な方でした。今時このような言葉は使われないと思いますが
「飲む、打つ、買う」の代名詞みたいな方です。
まっ昼間からお酒を飲み、競輪、競馬で借財も作り、
また愛人もたくさんいて・・・などなど。

ただ碁界ではそのスキャンダラスなことより、多くの若手の棋士を
育て上げたことで有名で、その功績を称える方は確かに多いです。

また変な例え。
あの掛布さんは引退してから、それほど野球界に貢献したとは
思えないのですが
この藤沢秀行さんは、野球で例えれば、全国の才能のある高校球児を集め
徹底的に鍛えあげます。
しかも日本以外にも韓国や中国の選手さえ分け隔てなく育てた。
そうやって松坂のようなWBCでMVPを取るような
日本を代表する選手を育て上げました・・・。

その方が亡くなる直前、本当に最後の気力を振り絞って書かれた書が
「強烈な努力」

これは日本の碁界に対する「遺書」であると紹介されていました。
まさにそうですね。
若手に対して世界に負けないように、もっと「強烈な努力」をしろと・・。

あの書、もちろんコピーでよいのですが、どうしても欲しくなりました。
事務所に飾ろうと思っています。
自分で毎日ながめたいのと、中小企業への激励の言葉として・・・。

7月24日ホテルニューオータニで偲ぶ会が行われます。
合掌。

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