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2009年6月 4日 (木)

クールビズ その1

小泉さんが残したもので、個人的にもっともありがたかったのが
クールビズです。
当事務所も3年ほど前から導入しています。
おかげで、この6月からノーネクタイで出勤させてもらっています・・・。

当初はだらしなく見えていましたが、ずいぶん見慣れたものに
なりましたね。
「税理士なのだからきちんとした服装をしなければ・・・。」
もちろん数年前までそう考えていました。

そんな考え方は今から25年も前の新入社員のころにさかのぼります。
(すいません。また得意の昔話・・・)

昔の証券会社は身だしなみに特に厳しかった・・。
真夏でもスーツにネクタイ。これが当然の正装です。
ワイシャツも、当然白以外厳禁です。
真夏の外交の際に、本当に紺の背広に汗の塩が
吹き出たこともありました・・・。
(営業マンとしては誰でもよくある体験でしょう)

当時の上司が
「証券マンは、いついかなる時にも上着を羽織っていなければならない。」
「たとえ昼食を取っている時にでも、偶然お金持ちの人が
隣り合わせになる時もある。その瞬間にすぐに名刺を差し出して、
即座に営業できるくらいでないとダメだ・・。
そういう態度が営業成績に直結するのだ・・。」

と口すっぱく言われていました。
床屋にいったときにも雑談しながら、その床屋の店主をお客さんに
した・・・など自慢話も何度も聞かされました。

あるとき、薄いブルーのワイシャツを着てきた同僚がそれだけで
怒られていたのを覚えています・・・。

そんな社員教育の経験(!?)があるからでしょうか。
会計事務所の職員だったときも、必ずどんなときでも背広にネクタイを
キチンとしていました。
今ではそんな職員は少ないらしいですが・・・。

当然税理士の開業当初は、どんな暑い時にも背広にネクタイでした。

「いついかなるときでも、この地域一番の高額納税者の方が急に事務所に
訪問してきて相談を持ちかけられてもいいように・・・。」
「夜に居酒屋で飲んでいても、隣の方から急に税金の相談を
受けるかもしれない・・・。」

もうそれくらい万全の思いでした。
営業とは万に一つ、千に一つの可能性があれば、最大限努力するものだ。
そう信じて疑いませんでした。それよりも

「何よりも税理士という崇高な職業。先生と呼ばれる以上、
変な格好は絶対できない。」
といつも思っていました・・・。


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