チャンス・ロス その3
チャンス・ロスのお話は、他の人もあまり言っていないようなのですが
本当に「深い」経営哲学だと思うのでもう少し続けましょう。
コンビにの経営だけでないことなのですね。
コンビニの食材の仕入れだけでなく、一般の企業でも、
当然当てはまることなのです。
「売上があがりそうな場面なのに、そのチャンスをミスミス失っていないか」
そう思うとどの業種にもありますね。
税理士の仕事柄、今の景気の悪い局面でも、いろいろな業種の方からも
具体的にこのチャンス・ロスのご相談を受けることも多いのです。
例えばコンピュータ関係の会社の方から
「売上が減っているが、現在は大手の企業がリストラを敢行して
人材がかなり流出している。この方々を雇ったらどうか?」
こういうご相談なのですね。
IT関係はまさにチャンス・ロスの局面かもしれませんね。
本当に良い人材があふれています。
ただ経営者として、そういう方々を雇っても、それに見合うだけの
売上を受注する「営業力」が当然必要ですね。
しかも、若い優秀な方を今こそ安い給料で雇い、
一人前の戦力になるように育てる。
そういう中長期的なビジョンも必要なのでしょう。
中小企業でもとかく景気のせいにしがちですが、
まさにチャンス到来の場面かもしれません。
大企業がリストラであえぎ、中小企業が取りたくても取れない売上が
取れるかもしれないのです。。
もちろん、チャンス・ロスはリスクと隣合わせでもあります。
念のためですが、コンビニの売れ残り弁当のように、
人材は失敗だからと言ってゴミ箱に捨てられません!?
採用して失敗した・・・。という経営者の悩みもまたよく聞きます・・。
でも最後によくいう私の「座右の銘」をこのチャンスロス・シリーズの結論として
贈ります。
人の行く 裏に道あり 花の山
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