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2009年5月15日 (金)

強烈なリーダーシップ

「ワンマン経営が絶対いいのか!」
勝手なことをアップすると反論がきてしまうでしょうね。

でもここで、少し私の持論をご紹介しておきましょう。
ちょうど数年前からでしょうか。「内部統制」という言葉が
大企業で流行っていますね。
「委員会制度」など組織を作るような動きが、改正でなかば強制されて
大流行になっております。
監査法人をはじめコンサルタントまでが大忙しのようのです。
でも、リーマンショックまではでした・・・。

確かにワンマン経営の悪いところもありますね。
だから、そうならないように、大企業は「内部統制」などチェック組織を作って、
お互いに牽制しあってより良い組織にしよう!
というスローガンのもとに改正されたのですね・・・。

一方でコンプライアンス強化や、情報漏えいを防止など、
ここ数年で、そういうコストの増大はやむをえないものとなっていました。
コンプライアンス強化のために専門職を増強し、情報漏えい防止のために
セキュリティ費用を増加させ、事務所を増床し保管費も増大させ・・・と
あらゆる面で大企業はコストをかけていました。
その恩恵をこうむっていた企業も多かったのでしょう。

しかし、リーマンショック後に「100年に一度の大不況」が
訪れてしまいました。
右肩上がりの企業業績なら、そういう「大義名分の費用」は惜しみなく
捻出したでしょう。
ただ残念ながら、この大不況でそういう組織強化のための費用は
捻出しにくくなってきているのではないでしょうか。

厳しい不況を乗り切るためにも、ある程度コストカット=リストラは
必要なのかもしれません。

特に将来有望なベンチャー企業が、売上が激減したことで、
急にこれらの「内部統制」などの費用を捻出できなくなって
上場公開を見合わせるような動きもでてきています。
残念なことですが仕方ないことなのでしょう。

やはりここは原点に立ち返って、特に中小企業は社長さんが
3倍働く時ではないでしょうか。
多少ワンマンくらいでもよいのではないでしょうか。
「内部統制」ではなくトップが統制する「トップ統制」なのですね。
そうしたら、もろもろのコストもカットできるのです。

トップダウンはコストダウン本当にそう思います。

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