ガンバレ!ベルグ!
飲食店のコンサルタントは確かに存在します。
そういう大先生の本も何度か読んだこともあります。
でも飲食業には、なかなか正解があるようでないのではないか
とも現場を見ている税理士としても感じています。
昨日ベルクの驚異的な原価率のお話をしましたが、
飲食業で一番重要な数字ですね。
おいしいものを作るには原価をかけなければならない。
でも原価をかけると利益が減る。
逆に原価を抑えるとおいしいものを提供できず客足が減る。
結局売上が減ってしまう・・・。
どこにでもある問題ですが、杓子定規には解けない難しい問題です。
しかし、個人経営の飲食店は、確かに大手のチェーン店には
資本力では勝てません。
大資本で内装にカネをかけ、食材の大量供給からコストを下げてくる・・。
ベルグの店長はそれに真っ向から挑んだのですね。
そこが痛快です。
面白かったのは、まず手本にしたのは「ドトールコーヒー」だった・・・。
チェーン店のマニュアル経営から脱マニュアル化も進める・・・。
SMAPの歌ではないですが
「ナンバーワンよりオンリーワン!♪」
普通の喫茶店なら日商15万円!が限度の店をいまや60万円!を
越えるまでに繁盛させてしまいます。
よほど美味しく、かつ顧客回転率を上げているのでしょう。
あとこれから開業する方にとって切実な問題として、
「定期賃貸契約」の問題に最後に触れています。
家主からこの新制度の「定期借家契約」に結び直すように
迫られているそうです。イヤなら出て行けと・・・。
結局この本はこれに触れたくて書いたのだと思います。
「これだけ努力して繁盛させたのに、立ち退きにあうのか!」
この理不尽な世の中の道理に嘆いて
この本は間違いなく出版されたのです・・・。
がんばれ!ベルク!
こんどこのコーヒー店で、美味しい自慢の日本酒でも
飲みに行こうかと・・・。
(て書こうと思ったら、ギネス樽生とハーフ&ハーフは最高です!って
ファンの方からメールいただきました。ありがとうございます!)
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