夢をかなえるゼイ! 脱サラ編 その18
入社3年目で何となく営業というものが少し分かってきたのかもしれません。
でも法人課に移動したおかげで自分の人生を左右するような出来事に
遭遇しました。(少しオーバーか・・・)
実は、法人課に移ったことで、社内の長期研修に選抜されたのです。
当時、前にもご説明したように、証券会社は「株屋」的な古い体質が
色濃く残っていました。
とにかく「根性!」みたいな・・・。
つまり「頭で考えるより、身体を動かせ」という特異な営業体質です。
証券会社では「義理・人情・浪花節」という言い方も当時ありました。
結構このフレーズ個人的は好きだったのですが、
そういう古い体質とともに、結果がとにかく重要視されました。
「間接金融から直接金融へ」
「銀行に追いつき追い越せ」という風潮がありながら
一方で、過程はともかく、常に「結果」が求められる体質だったわけです・・・。
要するに、そういう体質から、当時は研修などあまり重要視されなかったと
いうのも言いすぎでしょうか。
しかし、その頃の野村證券の古い体質だけでなく、研修制度までも
変えようとする若き課長さんがいました。
その後あっという間に偉くなった方です。
(あまりに有名人なのでもちろん匿名で・・)
私自身もその方を尊敬もしていました。
その方が、長期の研修制度を多分始めて導入したのではないでしょうか。
3ヶ月間にも渡る長期の研修制度でした。
新入社員研修ではなく通常の営業社員向けの研修です。
3ヶ月間、研修寮に寝泊りして詰め込まれます・・・。
結構キツイ研修だったのですが、中には入社10年選手の方や
トップセールスマンのような方もいてかなり刺激をうけました。
しかも3ヶ月間も寝食一緒ですからかなり仲良くなります。
週末に飲みに行くのが本当に楽しみでした。
初めて「銀座」で飲んだのもその頃でした・・。(このお話はそのうち・・・)
しかし、そこで私の人生を左右する研修を受けました。(また大げさか・・・)
そうです。そこで初めて「簿記」の講義を受けたのです・・・・。
証券会社内で、初めて簿記の研修が行われたのです。(多分です)
株屋さんに「ハイテク」教育が初めてされたのです!?
まさに画期的な、自分の人生を変える研修でした・・・。
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