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2009年3月30日 (月)

夢をかなえるゼイ! 脱サラ編 その17

移動した法人課というセクションは県内の金融機関を主に担当していました。
つまり群馬県の信用金庫や信用組合、農協などです。
今では合併が進んでかなり数が減ったらしいですが、
当時は中小含め結構多くありました。
それを車で毎日のように営業回りです。

また営業の忘れられないお話をしましょう。
合併されてもう無くなってしまった信用金庫なのですが、前橋の方に
ある信用金庫がありました。
実は前任の担当者はトップセールスマンでした。
それを3年目の若造が引きついだものですから、本当に苦労しました。
相手は50歳くらいの担当者。自分の親位の年ですので、
正直何と言っても話が合わない。

高崎から車で40分くらい。毎日のように顔を出しました。
担当し始めたのが6月くらい。それから通っても、通っても
なかなか商売に結びつかない。
かなり堅物の担当者で本当にまともに話もできない。
上司からそれでも毎日通えという指示です。前任の担当者は
結構その信金で営業成績を上げていました。
こちらとしても、かなりのプレッシャーでした・・。
「何やっているんだ!」当然怒られてばかり・・・。

それでも担当者と話をあわせるために、こちらも必死になって勉強しました。
金融や為替の動向など、野村総合研究所や東洋経済の雑誌など
話のタネに何か役に立つような資料も持っていったつもりです。
真夏にも必死になって通いましたが、それでもなかなかまともに
話もできない。
この時も本当に悩みました。
「自分はやはり営業向きでない・・・前任者には絶対勝てない・・・」
相手の懐に飛び込めないもどかしさを感じていました。
夏が過ぎ秋も深まってきた頃でしょうか。
その時はもう紅葉の季節になっていました。
その信用金庫に入る直前、赤城山の燃えるような紅葉が目に入りました。
本当に見事な紅葉でした。それは今でも目に焼きついています。

担当者に会った時、自然に言葉が出ていました。

今日の赤城山はすばらしいですね。」

堅物の相手が初めて笑顔を見せました。
多分地元でも一年に一度くらいそんなすばらしい赤城山が拝めるのでしょう。
それを褒められて本当にうれしかったのだと思います。
向こうから地元の自慢話をし始めました・・。
「これか・・・」
初めて相手の懐に入った感じがしました。
それからほどなく、その信用金庫は稼動し出しました・・・。

自分のセールスマン時代の究極のセールストークだったと
たまに懐かしく思いだされます・・・。

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