ガンバレ!確定申告!!その27
ここで自戒の念をこめて正直なお話を。
いくら超簡単経理といっても現実はやはりギャップがあります。
どうしてそんなに簡単に確定申告書が出来あがらないか。
お分かりになりますか。
日々の帳簿が、例えば「現金出納帳」であれ「預金出納帳」であれ
できたとします。
でもやはりそれで終わりでないのですね。
その先に勘定科目の集計が待っているのです。
つまり「総勘定元帳」というヤツです。
手書きでやろうとすると、それが実際には、かなりメンドウなのですね。
「だから会計事務所の存在意義があるのだ!」
多分業界の人々から言われてしまうのでしょう。
実際に多くの個人事業主はそこから会計事務所を頼りにしています。
でもそこを何とかできないのでしょうか。
結構悩んでこの超簡単経理を書いたつもりです。
自分の実体験から思いついたことも多いです。
昔会計事務所で修行していた頃、ある歯科医師の担当に
なりました。
歯科医師も個人事業主ですから、当然確定申告が必要ですね。
勤めていた会計事務所はかなり年配の所長で
割りと「古風な」経営スタイルでした。
でも一般的には多くの会計事務所でも
以下のようなサービスを今でも行っていると思います。
「出金伝票」と「入金伝票」、しかも「振替伝票」までを歯科医師に
作成してもらっていました。
なおかつ、「現金出納帳」と「預金出納帳」もです。
これだけでも十分結構な手間だと思っていました。
ただその後は何もしません。会計事務所に依頼するくらいですから
顧問料を支払ってあとは当然のごとく何もやりません。
担当者であった私は、その伝票を預かり、簡単なチェックしたあと
(これをこの業界では月次監査といって大騒ぎする人も多い・・・)
それを事務所に帰って入力する作業をやっていました・・・。
当然そこの会計事務所はそこの歯科医師から多額の
(守秘義務があるのでいえませんが多分そう思います)
顧問料をいただいていました・・・。
・・・こういうことが今でも当たり前に行われていることを
疑問をもつ人は私だけでしょうか・・・。
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