« ガンバレ!確定申告!!その14 | トップページ | ガンバレ!確定申告!!その16 »

2009年2月 4日 (水)

ガンバレ!確定申告!!その15

なぜ私がこれほどまでに「無料相談」にこだわるか、
衝撃的なエピソードを正直にご披露しましょう。

私は忘れもしない平成4年5月15日。
あの「いろいろな意味で有名な」野村證券を退職しました。
「税理士になります!」って退職したのだから、
当然それから税理士試験の勉強を必死にしていたのですね。
ところで、退職後働かずに簿記学校に通い出したのだから、
平成4年の私自身の確定申告が必要ですね。
当然その翌年の3月。私は確定申告をしに税務署に行きました。
さて、その確定申告書は自分で書いたのでしょうか?

これは本当に正直に申し上げておきます。
無料相談」の会場に行き、税理士に申告書を書いてもらったのです!

「何だ!税理士になろうとする者が自分の申告書も書けなかったのか!」
そう突っ込まれても仕方がありません。
生まれて初めて見る「確定申告書」でしたので、
本当にチンプンカンプンでした。
昔の税務署の説明の用紙は今と違ってトンでもなく不親切でした。(内緒)
本当にどうしたらいいのか分からないので、税務署に行ったわけです。
その頃は税務署のHPもなく、税務署に行くしかなかったのです。

ただ少し言い訳を。
平成4年の9月から本格に試験勉強をスタートしていました。
その頃は、「財務諸表論」と「法人税法」と「相続税法」の三科目を
寝る間を惜しんで勉強していました。
本当に厳しい勉強をしていました。
その三科目がどれだけ大変か、やったことのある方に聞いてください。
忙しくて申告書を書いているヒマもなかった・・・。(本当に言い訳
要するに所得税をまだ勉強したことがなかった訳です・・・。(また言い訳

でも、その時の気持ちを忘れないでおこうとも思っています。
大事な経験です。
(こんな経験したことのある税理士も少ないか・・)
何も知らない私に対して、その時担当してくれた税理士は
本当に親切に教えてくれました。
しかも代書まで全部してくれ、私の申告書を書き上げてくれました。
「何て親切な税理士だろう」
本当に思いました。
万が一職業を聞かれたら「税理士志望者です。」なんて、
とても口が裂けても言えるはずもなく、借りてきた猫のように
小さくなっていたと思います。
その代書してもらった確定申告書は今でも大事にとってあります。

今だったら、それくらいの申告書ならあっという間に書けてしまうのでしょう。
でもその当時の私は何が何だか本当に分からなかった・・・。
そんな男が数年経って確定申告で偉そうにウンチクをたれている・・・。

でも今思えば、本当に良い経験をしたとも思っています。
「この人はどんな気持ちで今説明を聞いているのだろう・・・」

そんな経験があるからでしょうか。
脱サラした方からの確定申告料は、開業以来一度も取ったことありません。
ガンバレ!確定申告!!

« ガンバレ!確定申告!!その14 | トップページ | ガンバレ!確定申告!!その16 »

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ガンバレ!確定申告!!その15:

« ガンバレ!確定申告!!その14 | トップページ | ガンバレ!確定申告!!その16 »