ガンバレ!確定申告!!その5
なぜ金庫を買わなければいけないかお分かりになりますか。
こんなこと誰もいっていませんね。
高名な税理士先生の著書にもそんなこと触れてもいませんし、
税務署のパンフレットにも書いてありません。
また私は別に金庫屋さんの回し者でもありません。
金庫を買ってくださいということの真意は、個人事業者の方に
「まずお金の区別をしてください」とお願いするため
にそう申し上げているのです。
ここで「お金を区別すること」の意味を説明をしていきます。
「お金に色はない」
これはよく聞く言葉ですね。
「何で区別するの?」
そう思うかもしれません。
確定申告を前提とした帳簿とは、簡単に言ってしまえば
「商売上のお金の流れ を明確にするもの」なのです。
つまり、いくら、どういうお金があなたのところに入ってきて(売上)、
いくらどういうことに使ったか(経費)を明確にするのが帳簿なのです。
会社と違って、個人では、商売のお金も彼女と遊ぶデートの金も
通常一緒になります。
ほとんどの方が、同じサイフから支払うことになります。
しかしこれでは、帳簿をつけることは不可能なのです。
帳簿づけの第一歩は、お金を「商売の金」と「プライベートの金」に
区別することなのです。
もっと、分かりやすく言えば、
「これからは、サイフを二つ持ってください」
ということなのです。
でも実際にはサイフを二つ常に持ち歩けないでしょうから
金庫を買ってください、とお願いしている次第です・・・。
ここが肝心なのです。
この意味をお分かりにならなければ
絶対に帳簿なんかつけることができません。
「現金出納帳」とは「商売用の手持ちの現金がいくらあるか」を
つけるための帳簿です。
商売用のお金とプライベートのお金が区別つかなければ
現金出納帳なんかとてもつけることができないのです。
どうでしょうか。
誰も言っていない 「超簡単経理術」 初公開!
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