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2008年10月24日 (金)

かばんの真実 その30

当時の金融機関を「詐欺師」呼ばわりするのは
ちょっと言い過ぎかもしれませんね。
クレームが来る前に、一応少しだけ(!)反省しておきましょうか・・・。

でも、最近読んだ本で 「逆転を呼ぶ気功仕事術

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というのがあります。
著者は大畑敏久氏で今急成長している「外為どっとコム」の社長さんです。
気功に興味があったといいうより、副題の「外為どっとコム躍進の秘密」というのに
つられて買ったのですが、非常に面白かったです。

この方は、東大を卒業して東海銀行(一澤帆布の長男と一緒ですね)に勤めて、
バブル当時の池袋と神戸支店の支店長を経験しているのですね。
まさに暴露本かもしれませんが、「当時は皆が狂っていた・・。」
と振り返っています。
「銀行間の激しい貸し出し競争に勝たなければ生き残れないと思っていたから、
胡散臭さを感じても気付かないふりして貸しまくった・・。」
バブル時代の裏話でしょうか・・・。

私もバブル時代の証券会社を経験していますし、生き証人(!?)です。
当時の新人研修は、必ず中小企業の株価算定を教わりました。
(多分今もどこの金融機関でも、やるとは思いますが・・・)
会社の決算書が2期分あれば、簡便的にすぐ株価を計算されるように
誰でも研修で叩き込まれます。

セールストークとしては
「社長!御社の株価は高すぎますね!これでは相続税が大変です。
株価を下げるには、利益を抑えて、配当をゼロにすればいいのですよ・・・。」
というような具合で、あたかも税制の専門家のごとく説明するのですね。
「利益をゼロにするには・・・。」といって自社の商品を勧めるのです。

やはり、税理士でもないものが税を切り売りしているような気が正直していました。
それがきっかけで税理士を目指すようになった訳です。

実は他にも税理士を目指した理由がたくさんあるのですが、
それもよく皆様に聞かれることなので、またブログネタですね。
いずれまた。お楽しみに・・・

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