かばんの真実 その29
老人の弱みにつけ込むのが、今話題の「振込み詐欺の集団」です。
相続税に苦しむ方につけ込むのが、
当時の「相続コンサルタントの集団」ではなかったかと思うのです。
・・・こんな過激なことを言うのは私くらいでしょうかね。
でも、冷静にバブル当時のことを、思い返していただきたいのです。
当時は確かに「相続破産」というものすごい言葉が社会問題になりました。
ここで相続コンサルタントといっても、「自称」が就く方々です。
税理士ではないものが、相続についてよく分からない弱い立場の方々に対して
「相続対策で・・・」という過激な(脅しの!?)セールストークが
大変流行った時代です。
まず銀行です。
「借金をすれば、マイナスの財産ですので相続対策になります・・・」
建築会社では
「借金してアパートを建てれば相続対策になります・・・」
保険会社では「借金で一時払い保険に加入すれば・・・」
証券会社では、「自社株を引き下げるには・・・。」
皆必死な異常な時代だったのではないでしょうか。
浮かれていた・・といってはいいすぎでしょうか。
本当に当時の銀行マンのバックには、ゴルフ会員権のパンフレットが入っていた・・・。
「相続対策のために当行で融資しますので、
関連会社の〇〇ゴルフサービスで会員権を・・・。」
もう猫も杓子も相続対策・・・・。
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