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2008年9月16日 (火)

囲碁のお話 その2

始めた頃、近所に双子の友達がいました。
その双子は後に東京代表になったくらいのアマ碁界で有名な双子
なのですが、当時は彼らと一緒に30級くらい(初歩の初歩)でスタートしたと
思います。

数年前大ヒットした「ヒカルの碁」という漫画をご存知でしょうか。

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今ではその漫画の影響で、小学生が碁を打つのは
まったく珍しくないのですが、40年ほど前は、本当に
珍しかったと思います。
その3人で、週に3日も碁会所に通っていました。
ただ熱心に通った理由は、途中にある肉屋でハムかつが食べられたことと、
行くと必ず先生がチョコレートをくれたからです。

また、父は定年になったら碁会所を開くのが夢だったらしく、
その市場調査(!?)のために日曜日になると、
都内のあちこちの碁会所に連れて行かされました。
それほど真面目に囲碁を勉強した覚えはまったくないのですが、
小学校高学年になると一応棋力は初段くらいにはなっていたでしょうか。
「ボク打てるの?」
碁会所で面白半分にかかってくるオヤジ連中に、面白いように勝ちました。
それを横でニヤニヤしながら父は見ています。
でも、その頃の碁会所は本当に活気があったと思います。

また、今では小学生の大会が全国規模で盛大に行われますが、
当時はそんな大会もありませんし、子供教室すらなかったと思います。

父は私が中学生になると市谷の日本棋院に連れて行きました。
多分プロにしたかったのだろうと思います。
しかし、お恥ずかしい話、実は囲碁のプロという世界がどういうものか、
本当に親子共々まったく知りませんでした・・・。

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