2022年5月18日 (水)

人生の経営 その1

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またソニーの元社長の本ですね。

ソニー自体が実に絶好調です。

本業の売上高もこの3月決算で9兆9215億円で過去最高。

営業利益も1兆2023億円!!

これも過去最高・・・。

 

以前ご紹介したソニーの平井前社長は私と同学年でしたね。

今回の主人公は、井出伸之氏。

平井氏の前の社長はストリンガ―氏でしたので、

その前の社長です。

年齢は84歳!

ほぼ私と二回りも違うのですが、実にお元気ですね。

まずその御年でも現役のビジネスマンなのです。

ベンチャー企業のコンサルタントを行う

「クオンタムリーブ株式会社」の現役の経営者ですから。

 

「定年という考え方をやめよう」

「リタイアするつもりはない」

「人生に引退はない」

 

こんな書き出しから始まります。

私の年代ではまさに定年に差し掛かり、

「夢の悠々自適」の生活をし始める同級生も出てきましたからね。

そういう方々をうらやましいとは、まだまったく思いませんので

読んでいて勇気が出ますね。

 

何より、題名の通り

「自分の人生を『経営』する」

これは、共感しますね。つまり、

 

「自分はどうありたいか。どういう人生を歩みたいかを

決めるのは自分自身です」

 

9兆円企業のソニーの元社長が言われると

嬉しくなりませんか・・・。

 

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ここでふと「さだまさし」さんの「主人公」を思いだしましたね。

大学生の頃よく聞いた曲です。

 

「自分の人生の主人公は自分」という歌ですね。

 

だれもが~♪ 主人公~♪

 

これは本当に好きな歌でした。

自分の人生を『経営』するということは

まさに『主人公』になることなのですね・・・。

 

まず井出氏の半生が実に面白い。

1937年(昭和12年)生まれ。

父親は経済博士で早稲田大学教授の出井盛之氏。

本人も早稲田大学政治経済学部卒。

当時まだ小さなベンチャーだったソニーに入社。

 

でもこの本で知りましたが、井出氏には16歳で夭折されたお兄さんが

いたのだそうです。

大学教授であった父親は

「僕を学者か外交官にしたいと思っていた」

そうです。

それを年商は80億円程度の上場してわずか2年目のベンチャー企業に

入社したのですからね。

なかなかの方ですね。

 

ソニーの創業者であった井深大氏の長女が成城学園小学校で

同級生だった縁で、就職活動でソニーに押しかけたくだりが面白い。

 

人事部長に向かって

「もっと偉い人に会いたいんですが」

 

今の大学生なら絶対に言えないのでしょう。

本当に当時の井深さんと盛田さんに会うことができたそうです・・・。

 

さすが84歳ですね。

他にもたくさんあるのですが、

もう「忖度抜き」で、昔のお話をズバズバ書いてあるところが

実に面白いです。

私のような定年を迎えたような年代から、まさに現役サラリーマンにも

読んでいただきたい本です・・・。

2022年5月17日 (火)

NHKドラマ「正直不動産」 その6

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今回は「建築条件付き売買」の勉強ですね。

 

土地を先に買ってから、建築するので、「建て売り」ではなく

「売り建て」というらしいのですね。

建て売りを嫌がる人とか、大手ハウスメーカーに依頼すると

結局は高額だからということで、一部の方には人気があるようです。

 

でもなかなかリスクある取引のようですね。

もう少しこの建築条件付き売買の条件を詳細に書いてみましょう。

 

竹鶴工務店が売主となる「建築条件付き土地」の売買です。

343.5㎡の土地を2億8,080万円で売って

6棟の住宅を建てる計画です。

343.5㎡というと100坪ちょっとですね。

「100坪に6棟!」

聞いただけで怪しいですね・・・。計算すると

1区画57.25㎡(17.31坪)ですから、もう普通の家は

建ちませんね。

桐山が説明するように

「遮光制限や日影規制を考えたら、建てられたとしても

極細のペンシルハウス」なのですね。

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しかも工事は下請けの工務店に「丸投げ」という建築業法違反物件。

この竹鶴工務店も倒産寸前の危ない会社・・。

「こんなこと本当にあるの?」

 

そう思いますよね。

「建築条件付きといいながら」

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実際は「建て売りと呼んだ方が・・・」と正直営業。

建築現場で手抜き工事のことまで暴露されていましたね・・・。

何を信じて買ったらいいの?

視聴者は思ったでしょう。

土地を仮に4000万円台で安く買えたとしても

それから自分で建設するのですね。だから

「住宅建設そのものを建築の素人である不動産屋が

仲介していいの?」

 

それこそ

 

「では建て売りでも同じような手抜き工事があるの・・・」

 

といろいろと疑ってしまいますね。

なかなかショッキングな回でした。

 

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結局オチとしては、敏腕セールスマンである桐山が

6棟分土地を一括でNGO団体に売ってオシマイでしたが・・・。

 

でも「あのまま契約して竹鶴工務店が倒産したら

どうなったのだろう?」

そのあたりの説明はまったくなかったですね・・・。

 

騙されて契約してしまった購入者はどうなるのだろう?

 

いろいろ調べましたが、

「公式副読本」にいろいろ怖いこと書いてありました。

 

「潰れるの分かっていて建築費のほとんどを前払いさせて

飛んだとか・・・」

 

倒産した静岡県の富士ハウスの具体例も挙げられていました。

ネットでいくらでも出ていますのでご確認ください。

 

あともう少し気になる表現。

 

「●―●●●●スの現場はたいがいひどい」

 

ちょっとこの箇所がたいへん気になります。

この社名は分かる方はすぐ分かるでしょう。

あれだけ派手にCMやっていますからね・・・

 

その●ー●●●●スの建築条件付きでも

「参考プランが1200万円からスタート」

「坪30万円切る値段からスタート」

「いろいろオプションで、最終的には普通の値段になる・・・」

 

もちろん真面目にやっている「秋川工務店」のようは

建築屋さんも多いと思うのです。

何を信じたらいいのでしょうか。

「正直不動産」の次は「正直建設」の続編をお願いします・・・。

 

2022年5月16日 (月)

【エントリー開始!】東京レガシーハーフマラソン2022

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東京マラソンのコースを走る「ハーフマラソン」が今年

10月16日(日)に初めて行われるのですね。

 

その時までコロナが収まっているといいですね。

実はこっそり書きますが、ONE TOKYOプレミアムメンバー

になっていたのです。

 

先行エントリーができると聞いていたからなのですね。

 

【プレミアムメンバー先行エントリー詳細】

■エントリー期間

2022510()1100分~517()1730

■募集人数

1,200名(応募多数の場合は抽選となります)

■エントリー対象者

大会要項記載の「参加資格」を満たす方であり、

エントリー時点でONE TOKYO プレミアムメンバーの方

 

 

ただ問題はエントリー料金が極端に高いのですね。

 

こっそりアップしますが、

合計2万1797円!!

ですね。

PCR検査代が含まれるというのは分かっていましたが

(前回の東京マラソンでは6800円)

でも高いと思いますよね。

1097円の利用料?というのも良く分かりませんが・・・。

 

日本で一番高いハーフマラソンでしょうね・・・。

 

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1200人が先行エントリーができるということでしたが

もうすでに定員オーバーになっていました。

 

今月末の抽選が楽しみですね・・・。

 

ここでもう一つご紹介したいのですが。

「ONE TOKYO」についてですね。

 

以前は入会していました。

これに入会していると東京マラソンに当たりやすいからですね。

これもブログで何度かアップしましたのでご存じでしょう。

 

この「ONE TOKYO」も4月から「改善」の見直しがされたようです。

個人的には「改悪」になってしまったのではと・・・

(すみません。本音です)

 

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「TEAM ONE TOKYO」

 

という「エリートクラス」が創設されたのですね。

分かりやすく説明するとこの絵ですね。

 

「上位の人はぜひ東京マラソンに出場してください」

 

という図式です。

何といっても入会基準が厳しいのですね。

 

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「市民ランナーもポイント稼いでぜひ・・」

とは分かりますが、ちょっと厳しすぎるのではないでしょうか。

 

マラソンをやりだして楽しいと思っている人も

参加できるようなプログラムにしてほしいですね。

 

 

ランナーは誰しも「サブスリー」や「サブフォー」を目指したい

気持ちは十分わかります。

でも誰もが到達できるレベルでもないことを分かってほしいですね。

私のような「へぼランナー」の意見を無視してはいけないと思うのです・・・。

 

このコロナ禍で走るのをやめてしまった人も多いと

よく聞きます。

これから走ろうという方も、楽しんで参加できるプログラムに

してほしいと思うのは私だけでしょうか・・・。

2022年5月13日 (金)

倒産寸前だった鎌倉新書はなぜ東証一部上場できたか その5

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何だか葬儀屋さんを批判しているような「意図してない書き方」に

なってきたのでそろそろまとめましょう。

これからの「多死社会」に向けて、この「葬送ビジネス」が

いかにチャンスがあるかということとともに、

たいへん難しいビジネスであることもよく分かりましたね。

いかに難しいかという具体例として「お坊さん便」というのが

取り上げられています。

 

これamazon

「お坊さん派遣します! 一律35,000円!!」

とやって結構話題になったのですね。

これはICTベンチャー企業である株式会社よりそうが

はじめた「僧侶派遣サービス」なのですね。

これに対してお坊さんの組織である「全日本仏教会」は

「お布施はサービスの対価ではない」

と定額表示に対して販売中止を求める騒動になったのです。

この事例取り上げても分かりますね。

「お布施」って何だろう?

と思いますよね。

 

我々税理士は相続税の申告業務をやるにあたって

お葬式の領収書を見ることが多いのです。

相続税の計算にあたって控除できるからなのですね。

でも現実問題として「お布施」の領収書を発行しないお坊さんも

多いのです。

「サービスの対価ではない」と考えているお坊さんも

多いからだと思います。

そのお布施の料金体系も決まっていなくて、よく「お気持ち」と

言われますからね。

ですから「100万円」でもそれこそ「1万円」でもいいのでしょう。

因みにもらった側のお坊さんも非課税として税金はかからないのです。

 

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 (国税庁HPより)

 

それをamazonで「一律35,000円」とやったものだから

猛反発を受けたのです。

結局「お坊さん便」が2019年10月24日に

販売を終了しています。こちら

 

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この本では「業界の歴史や風土のようなものを無視したゲリラ的参入」

と痛烈に批判しています。

この株式会社よりそうは多額の第三者割当増資を繰り返していますから

いずれ上場する予定なのでしょう。

 

鎌倉新書は

「業界のしきたりや慣習をリスペクトする姿勢を保ちながら、

パートナーの理解を得て進むべく方向に少しずつ舵を切っていく」

という姿勢のようです。

どんな方向に舵を切っていくのか楽しみでもありますね。

 

今回は「葬送業界」という特殊の業界を取り上げましたが、

このような「業界のしきたりや慣習」が根強く残っている業界は

まだまだあると思うのですね。

書きながらずっと思っていましたが、

この税理士業界も「業界のしきたりや慣習」が多いのですよ・・・(内緒)

 

どうでしょうか。

周りをよく見渡してください。

誰でも「パスファインダー」になれるチャンスは

いくらでもあると思うのです。

 

 

(がんばれ! パスファインダーシリーズ おしまい)

2022年5月12日 (木)

倒産寸前だった鎌倉新書はなぜ東証一部上場できたか その4

読みながら「楽天」を思い出しましたね。こちら

楽天のショッピングモールは1997年5月開業。

出店数わずか13店舗。

スタート月の売上は14万円。

当時「ネットでものが売れるはずない」と相手にされないのでしたね。

 

鎌倉新書の「いい葬儀」も2000年開業。

その後ネットバブルが訪れて、楽天を初め一気に

雨後のタケノコのようにネット企業が大成長したのでした。

でも鎌倉新書はそのネットバブルにも乗れなかった・・・。

 

どうしてか分かりますよね。

葬送業界の特有の体質があったと思うのです。

 

「石材店や葬儀社など供養業界の人々にインターネットを

受け入れてもらうことが予想以上に困難だった」

そもそも

「そんなので仕事になるわけない、無理に決まっている」

そうはねつけられたのですね。

 

そもそも、このビジネスモデが、

「ネット広告により登録費用やあっせん料を払う仕組み」

すら理解されなかったのです。

 

しかし、この清水会長は違いました。

一点だけぜひ参考にしていただきたいのは、

経営コンサルタントの大前研一氏の教え。

「常にパスファインダーたれ」

 

清水氏は大前研一を師と仰ぎ「起業家塾」を受講していたそうです。

パスファインダーとは「道なき道を切り開く開拓者」

ということなのですね。

 

「清水氏が葬送業界のパスファインダーになった」と

大前研一氏自身も本で書いているそうです。

 

でも、もう一つ思い出したことがあります。

今やたら紹介している

「正直不動産」なのですね。

 

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これは不動産屋のお話なのですが、

葬送ビジネスは、特に葬儀社など昔から

地域とつながりが強くあると思うのですね。

この悪徳不動産屋と同じことを考える葬儀屋は

全国あまたあると思うのです。

地方であれば、病院やお寺など人間的な結びつきが

より強くあると思うのです。

 

個人的なことを書きますが、15年前の父親の葬儀は

確かに病院からの紹介された葬儀屋でした。

当時の経緯すらまったく思い出せないのですが、

最愛の身内の死に直面した方が、あれこれネットで

葬儀屋を探している時間も余裕もないのですね。

料金も言われるままにお支払いしたし・・・。

 

ここで葬儀屋さんについて悪く書くつもりはないのですが、

私も税理士としての職業柄、人の死の場面に多く

出会ってきました。

最愛の肉親の死を目の前にして誰もが平常心で

いられる訳ないのです。

 

不幸を食い物にしている「悪徳・・・」

であってほしくないと本当に思うのです。

葬儀屋さんをはじめ「人の死」をビジネスにしている方々は

全国で多いのです。

調べましたが、葬儀屋で上場している企業も少ないのも

そういう理由からでしょうか。

上場できない理由もあるのかもしれません。

(これ以上書きませんが・・・)

2022年5月11日 (水)

倒産寸前だった鎌倉新書はなぜ東証一部上場できたか その3

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ではここで得意のEDINET分析。

この手の本は「ブランディング」の一環で

結構本当のこと書いていない場合があるのですね。

特に上場後に書かれた本は怪しいのです・・・

しかもこの本の著者は、この鎌倉新書の清水会長ではないのです。

これは大事なことですね。

(すいません。「無駄に」経営者本を10年以上

取り上げていますからね・・・。)

 

本当に「倒産寸前だった会社が上場企業になった」理由を

ぜひ考えながら読んでください。

 

その点EDINETによる有価証券報告書は真実しか

記載されていません。

しかも詳細に数字まで入れて書かれているのです。

中小企業だったら決算書何て感じしませんよね。

それをわざわざ開示しているのですから、

何をどうやったかぜひ参考にすればいいのですね。

 

このコロナ禍で「倒産寸前」の会社はあまたあると

思うのです。

それが不死鳥のように蘇った理由を多くの会社が

知りたいと思うのですね。

ここに答えが書いているのですから・・・。

 

さあ! 皆がみんな葬儀屋にでもなれば果たして

赤字会社から復活するのでしょうか・・・。

 

 

EDINETで「沿革」は大事ですね。

その企業の生い立ちから成長過程まで書いてあります。

 

2000年に「いい葬儀」のサイトをスタートさせましたね。

それが大成功してすぐ上場した訳はないのですね。

月間仏事という月刊誌も創刊した後、

「いいお墓」、「いい仏壇」というサイトも立ち上げましたね。

そのあとまたアナログの書籍販売に戻り、「旅立ちの準備ノート」も

発売しています・・・。

いろいろ試行錯誤しているのも分かります。

 

東京証券取引所マザーズに上場したのが

2015年(平成27年)ですから、それから実に15年もかかったのです。

 

赤字会社が上場会社にたった「15年しか」かからなかったのですから

早かったとも考えられますが・・・。

 

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2015年(平成27年)12月にマザーズ上場です。

EDINETで決算数値も拾ってみました。

 

直近の平成27年1月期ですね。

売上9億1728万円

当期純利益1060万円ですね。

 

驚きましたが、利益1000万円くらいでも十分上場できるのです。

マザーズなら赤字会社でも上場するところもあるくらいですから。

 

しかし、上場するまでの15年間どんな苦労したのだろう。

何がポイントで上場できたのだろう。

何をしたらよくなったのか。

そこが一番知りたいのですね。

 

特に「借金がたくさんあって今苦しんでいる」中小企業経営者にとっては・・・。

 

 

2022年5月10日 (火)

倒産寸前だった鎌倉新書はなぜ東証一部上場できたか その2

 

B to B』から『B to C』??

 

これ難しいでしょうか。

 

「要するに儲からない『出版業』辞めて『ネット葬儀屋』?

に手を出したのでは?」

 

と思ったでしょうか?

最初の着眼点としては良かった訳です。

でも残念ながらすぐ収益化はできなかたようです。

このあたりぜひ学んでいただきたいのですね。

 

まず、鎌倉新書は、「葬儀のマナー等を解説したマニュアル本」

の制作を始めたのです。

これの販売先は葬儀屋です。なんだ。まだ『B to B』だったのです。

これは評判が良かったらしいです。

ここで清水社長はもがき苦しみます。

 

そもそもというか葬儀関連ビジネスのマーケットの

特性なのでしょう。

これはこの本で勉強になりました。

 

 

今でこそ「終活ビジネス」として脚光を浴びていますけど、

そもそも「葬送業界」や「石材業界」なんて

業界的には極端に古そうですからね。

 

「寺院・葬儀社・石材店といった供養業界は、まずもって因習や

地域社会に根強くしきたり、あるいは宗教的な戒律に

基づく習慣に縛られてきた・・・」

 

そうなのでしょう。

寺院や葬儀社が、「ネットで広告」何て発想なんてある訳ないでしょうからね。

 

「閉鎖的かつ封建的な文化に色強く染められている」お寺さんがネットで

 

「法要30万円パック!お安くします!!」

なんて出せる訳がないでしょう。

 

もっとハッキリ書いてありました。

 

「情報をオープンにされて、フェアにやられると困ると

いう人もいるし、何代に渡って築き上げてきた利権を

失いたくないという人も少なくない」

 

「戒名の料金のこと一つ考えても容易に想像できるだろう」

 

そうなのでしょう。

葬儀料って一般的には高いのです。

それをネットで極端に安くやられては困るという人が

多いということなのです。

それこそ「戒名料」って何? ということにも

つながるからですね。

 

しかし、実にチャレンジングですね。

この封建的な古い体質の葬送業界に攻めていきます。

2000年、全国の葬儀社を探せるポータルサイト「いい葬儀」の

サービス提供をスタート。

 

鎌倉新書は終活関連サービスを、誰よりも先駆けて

インターネットで提供し始めたのです。

 

「開始から2年間のデジタル部門の売上はほぼゼロに

近かった」

 

そうなのですね。

保守的な業界から猛反発食らったのでしょう。

新ビジネスはそう簡単ではないのです・・・。

2022年5月 9日 (月)

倒産寸前だった鎌倉新書はなぜ東証一部上場できたか その1

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またタイトルにつられて「amazon衝動買い」。

でもなかなか参考になりましたね。

 

「コロナ後はどんなビジネスが・・・」

 

と連休中ずっと考えていましたが

その答えを教えてくれたようでした。

「終活ビジネス」をじっくり考えることができましたから・・。

 

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今回の主役、清水祐孝氏。1963年(昭和38年)生まれ。

慶応大学商学部卒。

 

まず「鎌倉新書という会社の説明から。

社名に「新書」と付くくらいですから、もともとは出版社でした。

 

1984年(昭和59年)に(私が野村証券に入社した年!)

豊島区の片隅で、現在のCEO清水祐孝(ひろたか)氏の

父親である清水憲二氏が「仏教関連書籍専門」の出版社として

創業しています。

 

私も豊島区池袋生まれですから、地域柄良く知っていますが

豊島区には零細の出版社が多いのですね。

でも申し訳ないですが、出版業界は当時も今も「斜陽産業」でした。(失礼!)

その後世の中が、一気にネット化、IT化されるにつれ

「出版不況」の波をもろに受け、きっと経営は苦しかったのでしょう。

創業して6年後、国際証券(現三菱UFJモルガン証券)に勤務していた清水氏が

鎌倉新社に入社します。

  

社員は4名ですが、唯一親族ではなかった社員が

この頃に退職してしまいまから、

想像ですが、社員に給料を払う余裕もなかったのでしょう。

その頃の売上は4000万円。

それに対して借金が8000万円もありましたから。

 

「出版の印刷に関わる費用が払えぬまま何年も

 滞っており・・・」

と記載されていたので、たぶん債務超過で

いつ倒産してもおかしくなかったのかもしれません・・・。

 

「日々の食い扶持を稼ぎ、もう一方でわずかづつ借金を

返済する・・・・」

 

『何とか逆転する方法はないものか?』

この不毛スパイラルの状況から抜け出すために、

今まで気づかなかったビジネスチャンスや新たなアイデアはないだろうかと

朝から晩まで頭をフル回転させていた・・・。

 

この清水氏はなかなかのアイデアマンだったようです。

 

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 この表を見て驚きました。

この表だけでも、ぜひこの本で確認してください。

コロナ後のビジネスチャンスがこの表にあります。

1990年といえば今から30年以上前のお話です。

厚生労働省の人口動向統計によると年間の死者数は

82万人強です。

 

その清水CEOの先見性は見事に当たりました。

現在の1922年では年間140万人にも

上っているのですね。

 

現在「少子高齢化」ということが盛んに叫ばれていますね。

私もこのブログでもこのテーマでも何度も取り上げています。

でもこの言葉自体でも、2000年過ぎてくらいからです。

「多死社会」

とうキーワドも「少子高齢化」とペアで今後言われるのでしょう。

 

当時年間80万人が亡くなるとしたら、

葬式の一回当たりの費用を150万円とすると

「年間1兆2000億円のマーケット」であると

気が付いたのです。

 

ただ、そこで今の出版社から「葬儀屋」になろうとは

思わなかったのですね。

ここ大事なところです。

「新規事業」と称してある日突然

「まったくやっていなかったことをやる」

のは、実は大変リスクがあるのですね。

 

今まで、鎌倉新書のベースとなっていたビジネスモデルは

「寺院や仏壇仏具店に向けての専門性の高い出版物をつくること。

すなわち『B to B

 

これを

 

「供養事業者の先にいるエンドユーザー向けて、

 直接コンテンツやサービスを売る『B to C』」

 

に転換しようと考えたのです。

もっと分かりやすくいえば

鎌倉新書を「出版社」ではなく「情報加工会社」という

位置づけにはならないかと考えたのですね。

当然、背景としては1990年代から普及し始めたインターネットの活用。

今流にいえばDX(デジタル・トランスフォーメーション)への

第一歩なのでしょう。

2022年5月 6日 (金)

NHKドラマ「正直不動産」 その5

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今回も勉強になりましたね。

悪徳不動産屋が

「問題ある中古物件を表面だけ『リノベーション済み』と

取り繕って売りさばくこと」

があるそうです。

 

建築の専門的なお話は、やはり素人には分からないこと多いです。

ましては、今回の問題はマンションの床下の欠陥。

 マンションの床下の瑕疵なんて、確かに床をはがさない限り

分からないですからね。

 

「インスペクション」

という言葉はぜひ知っておくべきことなのでしょう。

 

監修されている公式ブログからこの「インスペクション」

について説明されています。

 

ホームインスペクションは「住宅診断」と訳されます。

売主・買主に対して、第三者的・中立的な立場から、

住宅の欠陥や劣化状況、改修すべき場所やその時期、

おおよその費用などを、専門的に調査し、アドバイスする業務

 

を指すのだそうです。

 

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2018年4月に施行された改正宅地建物取引業法によって、

中古住宅の取引の際にホームインスペクションの実施有無に

ついての説明が仲介する宅建業者に義務として課される

ようになりました。

 

でも大事なことは、「説明の義務化」なのですね。

 

「インスペクションの実施」そのものが

義務化された訳ではないのですね。

実際は、インスペクションはそれほど活発に

行われていないのです。

理由は簡単ですね。

「売主」または「買主」の費用負担ですし、

売主側としては「値段を下げるような悪い情報」は隠したいのが

心情でしょうから。

 

監修されている公式ブログから

 

「ホームインスペクションの調査は、

日本ホームインスペクター協会が実施する

認定試験に合格したインスペクターが実施します。

インスペクターの試験は民間資格であり国家資格ではありません。」

 

国家資格でないので、それを適正に行われるような法整備が

されていないのです。

ですから、ドラマのように不動産業者から

圧力欠けられると言いなりになってしまうのでしょうか?

 

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実は、この点原作とはかなり表現が違うのですね。

インスペクターが圧力に屈しないのです。

でも正しく調査するには床板をはがす必要があるのでした。

 

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でもそんなことを無視してバーベルで床板をはがす

バカ「正直な」不動産屋は確かにいないのでしょうね・・・。

 

このあたりデフォルメされたマンガ通りでしたが、

原作では

 

「問題ある中古物件を安く買いたたいて、

表面上だけ取り繕って『リノベーション済み』って謳い

高値で売る悪徳不動産屋」

は確かにいるそうです。

 

そういう人が「情報弱者の大バカ」何だそうです。(これも原作通り)

 

素人の「情報弱者」を守るこの「インスペクター制度」が

もう少しきちんと法整備されることを切に願います・・・。

2022年5月 2日 (月)

税理士の料理番 その80

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税理士の料理番もついに80回ですね。

今回から新シリーズを始めます。

 

なんと!「フレンチ」です。

和食やパンをもっと極めたかったところですが、

料理教室の運営上、それ以上の上級クラスはないのですね。

よって新しいコースにしなければならなかったのです。

 

今回のフレンチのコースの監修は、

なんと、有名な「ミシュランシェフ」なのだそうです。

洋食の基本クラスは前に習いましたが

何だかもっと高度なワザを習えそうですね。

楽しみです。

 

そのフレンチの第1回目。

メニューは、「ビーフステーキ」です。

まさに、ご馳走メニューですね。

使う牛肉はサーロインです。

サーロイン・ステーキが自分でできるなんて

実に楽しいと思いませんか。

ご紹介したように、ミシュランシェフを監修にしてきたり、

高級牛肉を食材に使うなんて、なかなか料理教室の

本気度が伝わってきます。

何度かアップしましたが、このコロナ禍で料理教室は

大変なのですね。

吉祥寺校は閉鎖となり、池袋校に「転校」しましたが、

応援するつもりでミシュランシェフのワザを習おうと思います。

 

しかし、牛肉の焼き方が全く違いました・・・。

これは驚きです。

誰でも美味しく牛肉が焼けるのでしょう。

ただ、さすがにミシュランシェフのワザを勝手にアップする

訳には行けませんね・・・。

ミディアム・レアーの美味しいビーフステーキが

焼けたのです。

 

あと「秘伝の」赤ワインソース。

これもレシピはアップしません。

しょうゆやみりんも入れるのですが、

最後にバターを溶かし、いわゆる「バターモンテ」と

いうのだそうです。

もうこれだけで、

単なる「焼肉」が「フランス料理」に変身するのですね。

 

もう一品は「グラタン・ドフィノア」。

いわゆる「ポテトグラタン」なのですが、

まさにこれは名前の通りフレンチ。

実に簡単なのですが、にんにく風味が効いてて

実に美味しい付け合わせ。

 

最後にシーザーサラダ温泉卵添え。

温泉卵は作ったことがあるので分かっていましたが、

シーザーサラダは本格的です。

アンチョビをすりおろすところから始めます。

白ワインビネガーを入れると美味しくなるのですね。

 

それと最後にやはりチーズです。

パルミジャーノ・レッジャーノ。

これだけでもう何だかフレンチみたいでしょ。

いわゆるパルメジャン・チーズなのですが

これが実に美味しい。

 

参りました。

6年以上「無駄に」料理教室通ってきましたが

正直書くと、本日が一番美味しかったです。

これぞ「ミシュラン・レシピ」・・・。

 

本日のメニュー

ビーフステーキ赤ワインソース

グラタン・ドフィノア

シーザーサラダ温泉卵添え

 

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