本能スイッチ その3
ダム型
「グラフや数値で見える化し、
成長実感が得られる本能スイッチ」
キーワードは「見える化」。
これは比較的分かりやすいですね。
サイクロン式の掃除機。
透明なダストカップにゴミがたまっているところを
わざと「目に見える」ようにすること。
ほこりを見えることにより、掃除の達成感が
得られるというのですね。
フードデリバリーサービスで
こんなサービスご存じでしょうか。
もうじき届くワクワク感を演出する
「配達行程」の見える化。
退屈な待ち時間がワクワクする時間に
変わるというのです。
「楽天トラベル」など旅行サイトを見ていると
「現在12人がこのページを見ています」
「24時間以内に〇〇人が予約しました」
必ずでてきますね。
そうなると
「このホテルは多くの人に指示されているのだ」
と感じたり
「この人気のホテルは早く予約しないと・・・」
そこまで思ってしまいますね。
これは行動経済学で有名な「バンドワゴン効果」
と呼ばれるもの。
バンドワゴンとは「パレードの先頭を走る派手な
楽隊車のこと。
つまり、バンドワゴンに乗るということは
「時流に乗る」、「勝ち馬に乗る」という意味に
なるのですね。
ただ
「〇〇人というのは、単なるランダムの数字だった」
という海外での暴露話も出ていましたが、
何となく踊らされている感もありありですね。
「見える化」
は恐るべし「マーケティングのテクニック」
なのでしょう。