2023年9月29日 (金)

本能スイッチ その3

Photo_20230929093901

 

ダム型

「グラフや数値で見える化し、

成長実感が得られる本能スイッチ」

 

キーワードは「見える化」。

これは比較的分かりやすいですね。

 

サイクロン式の掃除機。

透明なダストカップにゴミがたまっているところを

わざと「目に見える」ようにすること。

ほこりを見えることにより、掃除の達成感が

得られるというのですね。

 

Photo_20230929093902  

 

フードデリバリーサービスで

こんなサービスご存じでしょうか。

もうじき届くワクワク感を演出する

「配達行程」の見える化。

退屈な待ち時間がワクワクする時間に

変わるというのです。

 

Photo_20230929093903

 

「楽天トラベル」など旅行サイトを見ていると

「現在12人がこのページを見ています」

「24時間以内に〇〇人が予約しました」

 

必ずでてきますね。

そうなると

「このホテルは多くの人に指示されているのだ」

と感じたり

「この人気のホテルは早く予約しないと・・・」

そこまで思ってしまいますね。

 

これは行動経済学で有名な「バンドワゴン効果」

と呼ばれるもの。

 

Photo_20230929093904

 

バンドワゴンとは「パレードの先頭を走る派手な

楽隊車のこと。

つまり、バンドワゴンに乗るということは

「時流に乗る」、「勝ち馬に乗る」という意味に

なるのですね。

 

ただ

「〇〇人というのは、単なるランダムの数字だった」

という海外での暴露話も出ていましたが、

何となく踊らされている感もありありですね。

 

「見える化」

は恐るべし「マーケティングのテクニック」

なのでしょう。

 

2023年9月28日 (木)

本能スイッチ その2

Suitti

本能スイッチには5つの型があります。

 

この表を見ただけでは分からないですね。

具体的に商品見ていただいた方が分かりやすいでしょう。

 

まず最初「ミント型」とは

「強い刺激があると実際の効果以上に感じる

本能スイッチ」

歯磨き粉の「ミント味」からきます。

磨くたびに口全体にスース―感が広がりますね。

それが非常に効果的だというのです。

 

Photo_20230928091301

 

具体的には「ブルーレット」

「青い水」ですね。

この「青」がいいのです。

青という色は、色彩心理的に爽やかさ、

涼しさを感じさせますね。

今までの不快なトイレ空間を快適な場所に

進化させたのですね。

ヒットした理由が「青」です。

 

Photo_20230928091401  

 

もう一つ「色彩心理学」

ファミチキですね。

これは「赤色×黄色のデザイン」

赤色は刺激や食欲、空腹感を引き起こし、

黄色は幸福感、親愛感を生み出すそうです。

ファミチキにとどまらず、ファーストフードの

店のロゴデザインもこの赤色×黄色が

多いそうです。

 

 

次に「コンフォート型」

気持ちよさを感じてつい続けたくなる

本能スイッチ

 

これは何となく分かりますね。

気持ちいから続けるのでしょう。

 

Photo_20230928091402  

 

例えば「スカルプヘアブラシ」

「他人の手」のような感覚で大ヒット。

 

Photo_20230928091403  

 

高級車のドアの音。「ドスンっ」とういう音。

昔(若い頃)カッコつけて外車に乗っていた時期が

ありましたが、確かにドアの閉まる音は気持ちいい。

あれは安い国産車にはないものですね。

 

Photo_20230928091404

 

ここは一番勉強になりました。

Facebookの「いいね!」ボタン。

筆者はこれこそ「innovation」だと言っています。

 

Facebookが一般に公開されたのが2006年。

一気に世の中を席巻。

そのキーになったのが「いいね!」ボタン。

確かに「いいね!」をもらうと気持ちいいです。

SNSになぜアップするかというと「承認欲求」。

これをこのボタンが満たしてくれます。

 

一方で反応する側も、コメントを残すにはちょっと面倒。

そんな中ワンクリックで反応を残せる「いいね!」ボタン。

ですからFacebook以外のSNSの標準機能に

なりました。

「なるほど!」

本当に思いました。

SNSという文化をここまで広げる一因が

一つのボタンだったということ・・・。

2023年9月27日 (水)

本能スイッチ その1

__20230927103001

 

猛暑が終われば「読書の秋」ですね。

まったく知らないことを学べる読書は

たまらなく楽しいですね。

 

博報堂の方が書いた本です。

博報堂ヒット習慣メーカーズ リーダー中川悠氏が

著者ですから。

中川氏は「クリエイティブ・ストラティスト」。

分かりやすく言うと、アイデアによって企業の商品を

習慣化させる支援を行っている方です。

 

まず冒頭で、個人的に頭を殴られます。

 

Photo_20230927103001

 

「正しいけどつまらないのは

よくない。

正しくても面白くなくちゃ。」

 

2661_20230927_0803302

毎日のように取り上げている私の

「インボイスと消費税」

の本ですが、本日読売新聞の一面でも

広告掲載されました。

何度も書きますが、ありがたいことに売れているのです。

 

でも税金の本ですから、「正しくなければなりません。」

「でも面白くなかったのでは・・・」

実はコッソリ書きますが、そう思っているのです。

「分かりやすく」書くことを念頭に置いていますが、

簡略化して正しくない表現はできないのです。

出版社としては間違ったことを書かれることを

一番恐れるのです。

でもそうすると「面白くなくなります。」

 

Photo_20230927103002

 

でもこの表現でストーンと腑に落ちました。

 

「正しくなくても面白いのが最強だよね。」

 

本能脳(動物脳)                     理性脳(人間能)

Photo_20230927103901

 

ここ理解するところが最初難しいですが、

人間の頭には「理性と本能」があります。

理性は「人間能」と、本能は「動物脳」と

呼ばれるものです。

動物脳(本能脳)は人間の脳(理性脳)で

覆いかぶされているのです。

 

ヒットメーカーの中川さんに言わせると、

「理性」を飛び越えて「本能」に響かせないと

ヒット商品は生まれないようです。

そのための演出を「本能スイッチ」と本書では言っています。

 

「本能スイッチとは人間の本能を刺激する、

一見無駄だけどついつい欲しくなってしまう演出のこと」

なんだそうです。

 

「へ~。」

 

という感じですね。

具体的な事例とともに実に分かりやすく

解説されています。

勉強させていただいた本です。

ご紹介していきましょう。

 

 

2023年9月26日 (火)

ふるさと納税 10月から変わります!

Photo_20230926100001

 

「9月末までに納税しないと損です!」

「10月から値上がりします!」

 

連日テレビのワイドショーに取り上げられていますね。

何度かご覧になったでしょうか。

そのせいか問い合わせ多いのですね。

 

「今年は9月までにやったほうがいいの?」

 

どころか

 

「早くやりたいので限度額教えて?」

 

こっちの方が多いでしょうか?

まずふるさと納税の何が変わったかというかというと

 

①募集に要する費用について、ワンストップ特例事務や寄附金受領証

 の発行などの付随費用も含めて寄附金額の5割以下とする

②加工品のうち熟成肉と精米について、原材料が当該地方団体と

 同一の都道府県内産であるものに限り、返礼品として認める

 

①が誇張されて言われているせいか、10月以降になると

「返戻率が上がる!」

と皆信じているみたいですね。

「ふるさと納税ウオッチャー」として、

具体的なお勧めを交えて解説してみましょう。

 

「ハンバーグセット20個」10,000円だったのが

10月から15,000円!になります。

この鉄板焼きハンバーグ大好きなので、慌ててリピートしました。

 

でもテレビで紹介されていましたが、②の問題も大きいのです。

必ず泉佐野市が取り上げられていますね。

 

Photo_20230926094601

これは9月末で終了です。

 

何故なら泉佐野市で取れたお米ではないからなのですね。

「精米しただけ」ではダメとなるのです。厳しいですね。

 

Photo_20230926094701

 

これもテレビで出ていますね。

泉佐野市で「熟成しただけ」ではダメになるのです。

これについては6月27日に総務省が出した通達に

バッチリ書いてあります。

こちら

 

Photo_20230926094801

Qaa

 

10月以降海外から輸入したものを、「ただ加工しただけ」の

ふるさと納税は激減するのでしょう。

よく考えて納税しなければいけませんね。

では最後にお勧めのふるさと納税。

 

Photo_20230926095801

 

処理水問題で大打撃を受けている「ふるさと」を

応援したくなりませんか。

 

Photo_20230926095802

 

個人的には、こっちをお勧めしておきます。

2割増量で1000円引き!

ふるさとを応援することこそが、本当のふるさと納税です!

2023年9月25日 (月)

川崎月例

_20230924_092344

 

連日の猛暑でようやく落ち着いた週末、

いつものように川崎月例。

 

涼しいのが本当にうれしい。

本格的なマラソンシーズンに向けて

徐々にペースアップしていきたいところ。

 

でも北海道マラソンの惨敗で分かりましたからね。

何が足りないのか・・・。

やはり「走り込み」、ずばり「体力」なのですね。

 

毎回キロ8分くらいのジョギングをのんびりやっていたら

やはり本番では8分がせいぜい。

普段から6分くらいで走っていなければ

当たり前ですが本番では失速するのです。

このあたり「高齢者ランナー」の共通のお悩みなのでしょう。

 

反省を込めて川崎へ。

 

まず5キロ。

キロ6分で走ろうかと最初から飛ばします。

 

調子に乗ってキロ分半まで上げてみます。

1キロラップ、5分27秒。いい感じです。

でもちょっとキツイ。

2キロラップ、5分48秒。

3キロまでの折り返しが一番きつかった。

でもそのあと粘ります。

なんとか6分そこそこ。

5キロで平均6分は切れそうです・・・。

 

しかしここでアクシデント。

ゴールがまだ来ない・・・。

明らかにコースがおかしい。

最後は失速・・・。

 

34分26秒??

 

Photo_20230925092801

 

やはり本日「お詫び」が出ていました。

長いこと川崎月例は知っていますが

こんなこと初めてですね。

まあ、シリアスランナーは怒るかもしれませんが

「最後の650メートル」は

実に良い練習になりました・・・。

 

このあと10キロも出場。

これこそ練習でしょう。

インターバルトレーニングなのか、

筑波大鍋倉教授の「ガチゆるラン」ですね。

5キロガチで走ったので、「ゆるラン」でもOKなのです。

 

「キロ7分で」

 

最初は思ったのですが、6分30秒まで上げます。

4キロくらいまではいい感じだったのですが、

折り返しから失速します。

でもキロ7分にならないように粘ります。

ラスト1キロ上げてみました。

 

1時間9分24秒。

 

秋らしく涼しい中、いい練習でした・・・。

 

(5キロの部)

5k

 

(10キロの部)

10k

2023年9月22日 (金)

インボイスと消費税発刊!! その9

921_20230922101501

 

本日日経新聞の一面に広告が掲載されました!

 

一面の左下隅でしたね。

結構目立つのではないでしょうか。

 

これに先立って、出版社から嬉しい連絡もいただきました。

 

「増刷が決まりました!」

 

泣けそうですね。

出版されてまだ1ヵ月も経っていないのですからね。

ちょうど10月のインボイス実施に合わせて出たのが

良かったのでしょうか・・・。

 

全国の方々に手を取っていただけるのは

税理士冥利につきます・・・。

 

 

個人的なお話として、

日経新聞の一面に自分の名前が出たのですからね。

 

「悪いことで出たのでなくて」本当に良かったかと・・・・。

 

 

ただインボイス制度前に合わせて出した本なので

10月以降になれば今後また「微調整」が絶対に必要になりますね。

いまからそれを準備しなければならないです。

それはそれでまた楽しい作業になりそうです。

 

「インボイスといえば吉田税理士」

 

と言われるように頑張ります・・・。

 

2023年9月21日 (木)

インボイスと消費税発刊!! その8

3rakurakuseisan

「少額特例」の1万円基準ともう一つ

ややこしいのが、「3万円基準」なのですね。

 

整理する意味で解説しておきましょう。

 

31_20230921100801

 

実は今までは「正しくは令和5年9月30日まで」

税務署としては

「3万円未満のものは少額なので

帳簿にキチンと記載されていれば、

請求書等の保存がなくてOK」

だったのですね。

 

32_20230921100801

 

でもこの10月1日から

「インボイスをキチンと保存しないと

3万円未満であってもダメ」

となってしまったのです。

 

これはインボイス制度を定着するためなのか

かなり厳しくなったのですね。

 

 

だからこそ毎日のようにこんなCMを

見ますね。

 

「受け取り側の対応」も必要なのですね。

要するにインボイスをキチンともらって

保存しなければならないのです。

数千円の支払であっても

領収書を細かくチェックして

インボイスの番号など記載されているか

見なければならないのです。

経理担当者としてはたいへんですね。

 

まあCMではそこまで説明していないので

ただの「煽り」のコマーシャルですが・・・。

 

3_20230921100901

 

原則すべてのインボイスを保存するのですが

ただ例外的に3万円未満でも保存が必要ないものが

いくつかあります。

 

「電車賃」や「自販機」ですね。

当たり前ですが、自販機で領収書を発行してくれるものは

ありませんから。

電車賃も券売機で買うことが多いでしょうね。

 

一点注意点は「公共交通機関」なのですね。

電車バス船舶などです。

 

Photo_20230921100901

 

よく例示で上げられますが、

「タクシー」は違います。

 

タクシーは交通機関ではあるものの、

「公共」ではないからなのですね・・・。

 

2023年9月20日 (水)

インボイスと消費税発刊!! その7

1_20230920105901

 

いよいよ10月まであと10日。

日々インボイスのご指導しております。

 

「大事な点は基準期間の売上高はいくら?」

 

これを把握してから指導しなければ

間違ってしまうのですね。

3つのバーがありますね。

 

①1000万円

②5000万円

③1億円

 

①1000万円は消費税の免税点

②5000万円は簡易課税の摘要可能な売上

このあたりは分かるでしょうけど、では

③1億円は何でしょうか?

ここも大事なのですね。

 

2_20230920110001

 

 

これは令和5年度改正で設けられたところ。

「少額特例」というものですね。

「1万円未満の仕入や経費は6年間インボイスは不要」

なのですね。

ご存じでしょうか?

でもこの恩恵にあずかれるのは

簡易課税が適用できる事業者は関係なので

つまり、5000万円以下は関係ないのです。

基準期間の課税売上高が5000万円超1億円以下

ということになりますね。

意外に限定されています。

もちろん、基準期間の売上高が5000万円以下であっても

簡易課税を適用しない事業者は該当しますので

ぜひこの少額特例の恩恵を享受してください。

 

 

2023年9月19日 (火)

巨峰の丘マラソン

Dsc_1987

コロナのおかげで4年ぶりですね。

本当に懐かしい。

今年開催されると聞いて初日に速攻でエントリー。

まずゼッケン番号みてください。

「13番」

ですね。

そのおかげか何だか招待選手みたいでしょ。

4年前と同様の「五郎丸ルック」

これも懐かしいユニフォーム。

買ったのは2015年の五郎丸が現役時代の

ワールドカップの時ですから。

 

コロナ前の2019年に出場でしたからね。

イングランド戦の勝利を祈りつつ引っ張りだしました。

 

嬉しくなって5時起き。

昔は接続できる特急があったのですがね。

各駅停車で8時に山梨市駅へ。

コロナ前のと変わって綺麗な駅舎ができていました。

 

Dsc_1981

 

久しぶりの会場ですね。

巨峰が配られているのを聞いて

嬉しくなりました。

「この巨峰が食べたくて」

参加しているのですから。

 

9時40分スタート。

でもこの時すでに30度越え。

湿度も高く、かなり蒸し暑い。

 

懐かしい坂を一気に駆け上がります。

500メートルも上ると一気に

苦しくなりました。

この暑さでことのほか厳しい。(最初から言い訳)

2キロほど登り、なだらかに下ると出ました!

懐かしい「絶壁のような坂」。

暑さのせいか皆喘ぎながら「歩きます」

これは仕方ない。

本当に途中で息苦しくなりましたから。

 

ランナーはこのあと「急性熱中症」のような感じ。

4キロからは一気の下り。

キロ6分で走るともう足はガタガタ。

7キロから10キロまでが本当に苦しい。

このコース名物の急坂。

さすがに足が止まりました。

 

途中8キロ地点でコップのないのが困りましたが、

猛暑ランは北海道で経験済みですからね。

持っていた「マイボトル」のおかげで助かりました。

 

キロ9分~10分。

ようやく10キロ到達。ここで1時間30分経過。

ちょっと焦りました。

一応制限時間2時間半ですからね。

過去2回は2時間16分と21分。

例年タイムは悪くなっていますし、

過去最悪の猛暑のコンィション。

 

10キロからは一気の下り。

でもこのあと急坂登りが3回あるのでしたね。

登りながら思い出しました。

 

最後はもうヘロヘロ。

 

ようやくゴール。

何とネットで2時間30分ジャスト!!

 

もちろん自己ワーストですが、

この猛暑で制限時間内にゴールしただけでも

よしとしますか。

 

Dsc_1996

 

ゴール後も久しぶりのはやぶさ温泉。

ここは皆知らないようで、空いていて最高の温泉です。

本当に生き返りました・・・。

  

この温泉と巨峰を食べにまた「性懲りもなく」

きっと来年も参加しますよ・・・。

 

2661_20230921_080733

Photo_20230919102701

2023年9月15日 (金)

インボイスと消費税発刊!! その6

Photo_20230915090001

 

おかげさまで結構売れているそうです。

昨日非常にうれしいお話をお聞きしました。

 

なんと!来週全国の大手新聞紙に広告を打つ

そうなのですね。

 

成美堂出版とは真面目な出版社なので

なかなかこういう広告まで出さないのですね。

私も個人事業の本を書かせていただいて以来

もう10年以上のお付き合いをさせていただいておりますが

まさに異例のことだと感じております。

 

来月10日からインボイス制度がスタートしますので

ちょうどいいタイミングだったのでしょうか。

 

実はこの企画はずいぶん前にいただいていたのですが

結局出版されたのは8月末でした。

 

「いまさら・・・」

 

とか

 

「もうすでに出されているし・・・」

 

 

企画段階でいろいろ議論されたのですね。

私も現在発売されている消費税の本を

すべて買い込んで調べても見たのですね。

 

ただ正直書くと今年の改正点まで

正確に盛り込んだ本は少ないと感じていたのですね。

 

あわただしく出版された本でしたが

自分の子供のようにいとおしく思います。

 

来週から「ぽちっと」される方が

増えればこんなうれしいことはありません。

 

ただ新聞の一面に自分の名前が出るのは

ちょっと気恥ずかしい思いですが、

悪いことして名前が出る訳でもないので

まあいいですか・・・。

«インボイスと消費税発刊!! その5